2026. 07. 06 (月)

韓国初の独自農林衛星、7日に発射…農地調査・用水管理に活用

  • 農地調査の人員・コストを半減する見込み

政府セジョン庁舎5号館 農林水産食品部
政府セジョン庁舎5号館 農林水産食品部。[写真=ユ・デギル記者 dbeorlf123@ajunews.com]
韓国独自の農業と林業分野に特化した衛星「農林衛星」が7日に発射される。成功裏に軌道に乗れば、政府はこの衛星を来年から農地調査や用水管理に活用する方針である。

農林水産食品部は5日、農林衛星が7日午後4時10分(韓国時間)にアメリカのバンデンバーグ宇宙軍基地からスペースXの「ファルコン9」ロケットに搭載されて宇宙に向かうと発表した。農村振興庁、森林庁、宇宙航空庁が共同開発した農林衛星は、農政全般のデータ収集のために作られた。

農林衛星は解像度5m、観測幅120㎞で、3日ごとに韓半島全域を定期的に撮影する性能を備えている。特に農作物や森林資源の生育判別に有利な5つのスペクトルバンドを搭載しており、国内の農林業構造に適した精密観測基盤を提供する予定である。

農林衛星の発射成功の可否は当日明らかになる。洪石英(ホン・ソクヨン)農振庁農業衛星センター長は「スペースXのホームページの資料によれば、発射2時間22分後に衛星体の分離成功の可否がわかる」と述べ、「宇宙庁が主導し、発射3時間後に通信を確認して最終的な着陸の可否を確認できる」と説明した。

農林衛星が成功裏に着陸すれば、農政全般のパラダイムが変わると期待されている。まず、農地管理と直接支払い制度の検証作業が自動化される見込みである。全国の農地を広域単位で全数調査し、未耕作地や違法施設を常時モニタリングし、衛星写真と農業経営体の登録情報を人工知能(AI)で比較・分析し、不正受給を防ぐ仕組みである。現場調査にかかる人員とコストは半分程度に減少する見込みである。

主要農産物の需給管理能力も大幅に強化される。ニンニク、タマネギなど需給に敏感な野菜類の栽培面積や、稲、豆類などの食料作物の生育状況を常時収集し、生産量を精密に予測する。これにより、価格の急騰や急落に先手を打つとともに、異常気象による病害虫の兆候も早期に発見し、防除作業に取り組む計画である。

また、農業用水・基盤施設の管理を通じて、農林災害時の「ゴールデンタイム」を確保することに寄与する見込みである。貯水池や灌漑施設などを定期的に観測し、農地の浸水被害が発生した際には「被害地図」を自治体にリアルタイムで共有する計画である。山火事や土砂崩れなどの森林災害についても、被害規模を自動的に分析し、緊急復旧の意思決定を助ける。

農林衛星は来年から試験サービスを開始する。秋から実際の地表値と映像値を比較しながら品質検証に入ると農水産部は説明した。

金正旭(キム・ジョンウク)農水産部農産業革新政策室長は「今回の農林衛星の発射は、もはや外国の衛星映像に依存せず、我々の農業現場に必要な核心情報を独自に収集・革新するモデルを構築するという点で大きな意義がある」と述べ、「今後、精密性・広域性・迅速性を備えたデータに基づく意思決定体系を確立し、国民が実感できる科学農政の成果を確実に生み出していく」と語った。




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