2026. 07. 06 (月)

PC通信の伝説が再び…『新退魔録』で帰還したイウヒョク

  • 終末編から20年後の物語…次世代の退魔師を中心にした新たな物語

  • 特別展・サイン会で読者と再会…世界観を直接体験できる展示を開催

写真=永豊文庫
[写真=永豊文庫]
 
累計販売1000万部を突破し、国内のオカルト・ファンタジージャンルの大衆化を牽引した小説『退魔録』が新シリーズ『新退魔録』として帰ってきた。新作の刊行を記念した特別展と作家サイン会も開催され、30年以上前に始まった『退魔録シンドローム』が再び読者と出会う。
 
イウヒョク作家は最近、『新退魔録新世編』の全3巻を刊行した。新シリーズは今後『魔世編』3巻と『創世編』4巻が加わり、合計10巻で完結する予定である。
 
1993年にPC通信ハイテルで連載を開始した『退魔録』は、武侠、宗教、エクソシズム、神話などを組み合わせた独自の世界観で大きな人気を博し、累計販売1000万部を記録した。国内のオカルトジャンルの大衆化を牽引した作品として評価され、『K-オカルトの祖』という異名も得ている。
 
新たに刊行された『新退魔録』は、既存の世界観を継承しつつも独立した物語構造を持ち、既存の読者はもちろん初めて接する読者も気軽に読めるように構成されている。物語は『退魔録』終末編と外伝の約20年後を背景にしている。
 
先代の退魔師たちが命を懸けて防いだ大災厄の後、平和が続いていたが、新たな悪魔を生み出す媒介である『グリモワール』の痕跡が世界各地で発見され、再び善と悪の対決が始まる。悪魔の降臨が韓国を舞台に展開されるという予言の中で、新世代の退魔師たちが物語を引っ張っていく。
 
新世編では、キム・ヤンドゥをはじめとする次世代の退魔師たちがそれぞれの傷や物語を抱えながら成長する過程が主要な物語として展開される。先代の退魔師4人も後輩たちの旅を助けるキャラクターとして登場し、既存のファンには懐かしさを、新規読者には新しい物語を提供する。
 
刊行を記念した特別展も開催される。
 
永豊文庫の汝矣島IFCモール内『ギャラリーアーカイブ』では、先月26日から今月26日まで『新退魔録』刊行記念イウヒョク作家展が行われる。展示会場には執筆時に使用した資料や所蔵品、歴代の表紙制作過程などが公開され、作品の誕生過程を見学できる。今月15日午後7時にはイウヒョク作家のサイン会も行われる予定である。
 
ファイナンシャル新聞によれば、永豊文庫は今回の展示について「『新退魔録』刊行を記念し、イウヒョク作家の深い文学世界を照らし出す場」とし、「単なる書籍展示を超え、読者が作家の世界観と直接交感し、コミュニケーションできるように立体的に企画した」と述べた。
 
永豊文庫の関係者は「商業的な売上を上げることができる売り場を大胆に放棄し、学生や社会人がいつでも訪れ、慰めや感動を得られる空間に再構成した」とファイナンシャル新聞に伝えた。
 
単なる新刊の宣伝を超え、読者が作品世界を直接体験できる文化イベントとして、『退魔録』の既存の読者と新しい読者をつなぐきっかけになることが期待されている。
 



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