2026. 07. 06 (月)

企業向け融資の扉を開いたインターネット銀行…銀行業界の変革

  • 金融庁、企業向け融資の対面実査を許可

  • 『利息収益の限界』インターネット銀行の新たな突破口

各社の写真
[写真=各社]
金融庁はインターネット専門銀行の対面業務の範囲を拡大し、企業向け融資の扉を開いた。これにより、従来は市中銀行の主要な分野であった中小企業向け融資にインターネット銀行が参入することで、市場の構図が変わる可能性がある。

4日、金融業界によると、金融庁は先日、定例会議を開き、インターネット銀行の対面業務の範囲を調整する方針を決定した。

これにより、インターネット銀行は今後、企業向け融資審査に必要な代表者面談、現場実査、提出書類の原本確認などを対面で行うことができるようになる。政府の生産的金融拡大の方針に沿って、金融当局がインターネット銀行の企業向け融資規制を緩和したと解釈されている。

インターネット銀行は企業向け融資の対面審査が緩和された点に最も注目している。企業向け融資を行うには担保物の確認や現場実査が必要であったが、法的根拠が整備されていなかったため、中小企業向け融資市場への参入をためらっていた。しかし、今回の改正により、インターネット銀行は生産的金融を円滑に推進する機会を得た。

今年第1四半期におけるインターネット銀行の総貸出のうち、家計向け融資が占める割合はカカオバンクが92.9%、トスバンクが91.1%、ケイバンクが85.3%に達している。最近、金融当局による家計向け融資および信用融資の規制が強化される中、インターネット銀行は利息収益の限界に直面している。

インターネット銀行が中小企業向け融資市場に本格的に参入すれば、3社間の構図が変わる可能性が指摘されている。家計向け融資を除いた企業および非家計向け融資の割合を見ると、ケイバンク(約14.7%)が最も高く、トスバンク(約8.9%)、カカオバンク(約7.1%)が続いている。企業向け融資だけを見れば、3社の順位が逆転する可能性がある。

ケイバンクは最近、中小法人向けの融資システム構築に着手し、高度化を進めている。インターネット銀行として初めて個人事業主向け融資を提供したトスバンクも、インフラの拡充に取り組んでいる。特に、光州銀行などの対面窓口インフラを持つさまざまな金融機関との協業を基に、先行きの躍進を狙うと見られている。カカオバンクは早ければ年内に釜山銀行と『中小企業共同融資』商品を発売し、市場への本格的な参入を図る見込みである。

包摂的金融の対面相談を拡大するためには、各社が1つずつ保有する既存の顧客対面センターを優先的に活用する案が挙げられている。金融業界の関係者は「センターをさらに拡大するか、現状を維持するかを検討中である」と説明した。

金融庁の今回の方針に対し、市中銀行も緊張感を持っている。生産的金融の拡大に向けて企業向け融資の競争がすでに激化している中、インターネット銀行が参入すれば金利や限度額の競争が広がる可能性がある。一方で、インターネット銀行の設立趣旨から逸脱しているとの不満も少なくない。

金融業界の関係者は「企業向け融資は直接訪問して説明し、地域的な関係を築くことが重要であり、インターネット銀行は融資申請が入った案件に対してのみ実査に出向くため、市中銀行ほどの競争力を持つのは難しいだろう」としつつも、「インターネット銀行が地方銀行などと協業し、非対面融資申請で破格の金利を打ち出せば、十分に脅威となる可能性がある」と述べた。




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