外交部は21日、北朝鮮とロシアが軍事同盟に準ずる協力を内容とする包括的な戦略的パートナー条約」を締結したことと関連し、駐韓ロシア大使を招致した。
金洪均(キム・ホンギュン)外交部第1次官は同日午後2時、ゲオルギー・ジノビエフ駐韓ロシア大使をソウル外交部庁舍に呼び、朝ロ条約締結および軍事協力に対する韓国政府の立場を伝えた。
金次官はジノビエフ大使に、朝ロ軍事協力が国連安全保障理事会(安保理)決議違反であり、地域情勢や韓ロ関係にも悪影響を与えるという点を強調したとみられる。
前日、韓国政府がロシアに対して取った対応措置についても説明し、警告の意を伝えたものとみられる。
韓国大統領室も朝ロ間の軍事同盟協力を糾弾した。チャン・ホジン国家安保室長は前日、国家安保会議常任委員会を主宰した後、ブリーフィングを通じて朝ロ軍事・経済協力強化を糾弾し「ウクライナに対する武器支援問題を再検討する予定」と明らかにした。
さらにロシアのレッドラインである「対ウクライナ殺傷兵器支援問題」を再検討すると述べた。
ロシアに対する輸出統制品目は243品目を追加で指定し、制裁対象を1402品目に拡大すると同時に、朝ロ間の武器運送と油類積み替え関連の追加独自制裁を発表した。
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