2026. 09. 17 (木)

高市早苗、就任後初の改閣、経済・外交安全保障の要職を留任…既存路線を維持

  • 片山・木内が留任し積極財政を継続…金利3%で市場信頼の試練

  • 茂木・小泉も留任…年末に安全保障3文書改正・武器輸出拡大を推進

高市早苗日本総理の写真
高市早苗日本総理[写真=AFP・聯合ニュース]



高市早苗日本総理は就任後初めて、17日に改閣を実施した。片山さつき財務大臣、木内実成長戦略担当大臣、茂木敏充外務大臣、小泉進次郎防衛大臣など、経済・外交安全保障政策を担う主要閣僚を留任させた。大規模な人事刷新よりも、核心政策の継続性を選択したものであり、積極財政と防衛力強化という高市政権の既存路線が続く見込みである。

この日、日経新聞によれば、木原稔官房長官、赤澤亮正経済産業大臣、小野田紀美経済安全保障担当大臣もその地位を維持した。昨年10月に自民党と連立政権を組んで以来、閣僚を出さず政策にのみ協力してきた日本維新の会からは、中塚宏志前幹事長が行政改革担当大臣として初めて入閣した。

経済政策においては、片山財務大臣と木内成長戦略担当大臣の留任が重要である。二人は高市政権が掲げる財政拡大路線「責任ある積極財政」をそれぞれ財政と成長戦略の面から支えてきた。日経によれば、木内成長戦略担当大臣は当初他のポストを希望していたが、高市総理が「他に任せる人がいない」として留任を要請したところ、これを受け入れたという。日経は、市場が積極財政を警戒する中でも、総理が二人を留任させたことはこの路線を曲げない強い意志を示していると指摘している。

新内閣の最初の試練は食料品消費税の引き下げである。日本政府は2027年4月から2年間、食料品消費税率を現行の8%から1%に引き下げる方針である。年間5兆円規模の財源が必要だが、確保策はまだ示されていない。関連法案の担当を兼任する片山財務大臣はこれを「内閣の最優先法案」と述べたが、10月初旬に召集される臨時国会での通過も保証されていない。与党が参議院の過半数を下回る上、朝日新聞によれば野党の賛成を得る見通しも立っていない。

積極財政を続けながら市場の信頼を維持することも課題である。日本の長期金利は約30年ぶりに3%台に上昇し、2027年度予算の各省庁の要求額は総額143兆円に膨れ上がった。木内成長戦略担当大臣はこの日、「無分別に財政を拡大するという意味では全くない」とし、市場関係者とコミュニケーションを取り、懸念を払拭すると述べた。ただし、朝日新聞によれば、彼は日本銀行の金利引き上げを抑制するような発言で債券市場を揺さぶったことがあり、その後の対応に追われたこともある。日本銀行の追加金利引き上げが予想される中で、増加する国債利子負担を抑えつつ成長投資を確保することが彼に残された宿題である。

外交・通商分野でも既存の指導者を維持した。茂木外務大臣は昨年7月、東南アジア諸国連合(ASEAN)関連外交大臣会議の際、日本と関係が冷却した中国・ロシアの外交大臣と短時間接触した。朝日新聞は、過去の外務大臣時代に築いた人脈を活かした場面と評価している。赤澤経済産業大臣は、先に米・日関税交渉の日本側交渉役を務め、ホルムズ海峡危機の際には代替原油とナフサの確保を指揮した。交渉相手であった米国商務長官との緊密な関係を築いたとの評価も受けている。

小泉防衛大臣は外交・安全保障政策の基本的枠組みである国家安全保障戦略など3つの安全保障文書の年末改正を引き続き主導する。彼は日本の武器輸出規則である防衛装備移転3原則の運用指針を改訂し、殺傷能力のある武器輸出を全面的に許可することに関与した。ピート・ヘイギス米国防長官との関係を深めた小泉防衛大臣の留任により、防衛力強化と武器輸出拡大の基調が続く可能性が高い。

今回の人事には、事実上次期総理を決定する2027年秋の自民党総裁選を見据えた布石も含まれている。朝日新聞は、高市総理が昨年10月の総裁選で競った茂木外務大臣や小泉防衛大臣を要職に留めることで、彼らが反高市勢力として結集する余地を封じる意図があると分析している。

一方、昨年の自民党総裁選1回投票で高市総理よりも多くの国会議員票を得た林芳正前総務大臣は内閣から除外された。朝日新聞によれば、総理周辺では彼を内閣外に置くことで総理に対抗する動きに出る可能性があると警戒していた。日経は、消費税引き下げに慎重で、中国との対話を重視していた林前総務大臣が内閣を離れ独自の路線を歩みながら次の総裁選の準備に入るとの見方が党内で出ていると伝えている。

また、2023年に発覚した自民党派閥の裏金事件(派閥募金行事の収益の一部を政治資金報告書に未記載にした事件)に関与した矢名和夫議員と関義博議員がそれぞれ農林水産大臣と文部科学大臣に起用されたことについて論争が起きている。読売新聞によれば、事件が発覚した後、関与した議員が閣僚に起用されたのは二人が初めてである。早速10月の臨時国会で野党の追及が続く見込みである。





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