2026. 09. 17 (木)

中央アジアのシルクロード再開…大国競争の中で韓国の機会

李在明大統領が16日、ソウルのホテルで開催された2026年第1回韓・中央アジア首脳会議に出席した各国首脳と記念撮影を行っている。左からシャブカト・ミルジヨエフウズベキスタン大統領、エモマリ・ラフモンタジキスタン大統領、カシム・ジョマルト・トカエフカザフスタン大統領、李大統領、サディル・ジャパロフキルギススタン大統領、セルダル・ベルディムハメドフトルクメニスタン大統領。写真=聯合ニュース
李在明大統領が16日、ソウルのホテルで開催された2026年第1回韓・中央アジア首脳会議に出席した各国首脳と記念撮影を行っている。左からシャブカト・ミルジヨエフウズベキスタン大統領、エモマリ・ラフモンタジキスタン大統領、カシム・ジョマルト・トカエフカザフスタン大統領、李大統領、サディル・ジャパロフキルギススタン大統領、セルダル・ベルディムハメドフトルクメニスタン大統領[写真=聯合ニュース]


中央アジアが再び世界の注目を集めている。ロシアと中国、ヨーロッパと中東の間に位置する中央アジアは、ロシアの影響下、中国の一帯一路、西側の対ロシア抑制など、大国の視点から主に扱われてきた。しかし、カザフスタン、キルギス、タジキスタン、トルクメニスタン、ウズベキスタンの5カ国は、戦略的価値を活用し、特定の大国の側に立つのではなく、ヨーロッパ、トルコ、韓国などとの関係を広げ、選択肢を増やしている。カザフスタンの外交路線である『多元外交』が中央アジア全体に広がっているのである。
その背景には、地政学と経済安全保障の変化がある。ウクライナ戦争は、中央アジアにおけるロシア依存の危険性を再認識させた。ロシアを通らずに中国とヨーロッパを結ぶ『中間回廊』の重要性が高まったのも同様の文脈である。カスピ海とカフカスを経由するこの交易路は、特定の大国への依存度を下げる手段となっている。

重要鉱物も中央アジアの価値を高める要因である。この地域は石油、ガスだけでなく、ウランや希少金属、タングステンなどの戦略資源供給地としても浮上している。米中競争が重要鉱物の確保競争に発展する中で、戦略的価値も増している。

中央アジアは大国の競争の舞台にとどまらず、その競争を利用して交渉力を高めている。複数の国と関係を築き、必要なものを得ることが彼らの戦略である。

このような状況の中で、16日にソウルで開催された第1回韓・中央アジア首脳会議は大きな意義を持つ。5カ国の首脳が全員出席したこの会議は、2007年に発足した協力フォーラムを首脳級の協議体に格上げした場である。李在明大統領は、供給網、エネルギー、市場、技術を核心的な協力分野として提案し、今後の30年を共に準備しようと強調した。

韓国が協力する余地は広い。重要鉱物とエネルギー分野で供給網を多様化し、鉄道や交通インフラでは韓国の技術と経験を活用できる。AI、デジタル、人材育成、気候変動や物流網構築も協力可能な分野である。二国間協力を超えて地域協力を拡大するというアプローチは、中央アジアの国々が互いに協力を強化する流れとも合致している。

韓国は中国のように巨大な資本を前面に出したり、ロシアのように歴史的・地理的影響力を行使することはできない。しかし、中央アジアが求めているのは従属する大国ではなく、パートナーである。民主化と産業化を同時に達成した韓国のポジションが光を放つことができる。

李大統領が強調した『シルクロード精神』も同様の文脈である。シルクロードは人々や物資、技術、文化が行き交う接続の空間であった。韓国が何を得るかだけを考えるのではなく、中央アジアが必要とするものを何で満たすかを考えることが、その第一歩となるであろう。





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