今年第2四半期の産業向け融資は、サービス業を中心に増加基調を維持した。サービス業の伸び率は2022年第4四半期以来の最大規模を記録したものの、前期と比較した全体の増加幅はやや縮小した。
7日、韓国銀行によると、今年第2四半期末時点における預金取扱機関の産業別融資残高は2065兆3000億ウォンとなり、前四半期末比で30兆6000億ウォン増加した。ただ、第1四半期(30兆8000億ウォン増)に比べると増加幅は小幅に縮小した。
産業別では、製造業の伸びが鈍化した一方、サービス業は拡大した。製造業向け融資は、前四半期の11兆ウォン増から第2四半期は8兆4000億ウォン増へと縮小した。半期末の財務比率管理に向けた動きや一部企業による融資の繰上返済などを背景に、設備資金を中心に増加幅が抑えられた。
一方、サービス業の融資は19兆9000億ウォン増となり、前四半期(19兆1000億ウォン増)を上回る伸びを記録した。不動産業や金融・保険業などが牽引した形だ。建設業は運転資金が増加したものの設備資金が減少し、前四半期と同水準にとどまった。
韓国銀行のキム・ソンジュン金融統計チーム長は「サービス業の融資増加幅は2022年第4四半期以来、14四半期ぶり最大値を記録した」とし、「不動産業では不動産プロジェクトファイナンス(PF)融資の保証枠拡大により融資環境が改善され、金融・保険業ではデリバティブ市場の証拠金引き上げに伴う証券会社などの資金需要増加が融資を押し上げた」と説明した。
資金用途別では、運転資金の融資が23兆8000億ウォン増となり、前四半期(21兆4000億ウォン増)から拡大した。社債償還を目的とした資金需要などにより、製造業(7兆ウォン増)の伸びが拡大し、サービス業(14兆ウォン増)も高水準を維持した。
設備資金の融資は6兆9000億ウォン増にとどまり、前四半期(9兆4000億ウォン増)から伸びが鈍化した。サービス業は不動産業などを中心に拡大したが、製造業は化学製品・医薬品、電子部品・コンピューター・映像・音響・通信装備などを中心に減少した。
金融業態別では、預金銀行の融資増加幅が前四半期の25兆ウォンから29兆3000億ウォンへと拡大した。これに対し、非銀行預金取扱機関の融資は5兆8000億ウォンから1兆3000億ウォンへと急縮小した。
預金銀行の融資の内訳を見ると、大企業向けが12兆7000億ウォンから16兆5000億ウォンへ、中小企業向けが10兆1000億ウォンから10兆3000億ウォンへとそれぞれ増加幅が拡大した。一方、個人事業者(自営業者)向けは1兆5000億ウォンから1兆1000億ウォンへと縮小した。
キムチーム長は「業種間に濃淡はあるものの、全体としては銀行による企業向け融資拡大戦略などの影響で、第2四半期も第1四半期と同水準の増加トレンドを示した」と分析した。
今後の見通しについては、「生産的な金融を拡充する既存の方針が当面は維持されるとみられ、企業向け融資の増加要因として働くだろう」としながらも、「ただ、銀行によるリスク管理や地方不動産市場の低迷など、融資の伸びを抑制する要因も混在しており、実際の増加ペースがどう推移するかは注意深く見極める必要がある」との見解を示した。
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