![[写真=SK]](https://image.ajunews.com/content/image/2023/10/19/20231019134837132780.jpg)
SKグループの崔泰源(チェ·テウォン)会長が地政学危機の深化など大激変時代を乗り越えていくために主要グローバル経済ブロック別組織の構築とグループレベルのソリューションパッケージ開発など、機敏な対応を最高経営者(CEO)に注文した。
19日、SKグループによると、崔会長とCEOらは16日から18日までフランス・パリのホテルで開かれた「2023CEOセミナー」で、このような内容を骨子とするグローバル経営戦略方向について認識を共にし、本格的な実行に乗り出すことにした。
今回のCEOセミナーには崔会長をはじめ、崔ジェウォンSK首席副会長、崔チャンウォンSKディスカバリー副会長、チョ·デシクSKスーペックス追求協議会議長など主要経営陣30人余りが参加した。
SKグループが年次経営戦略会議であるCEOセミナーを海外で開いたのは2009年に中国北京で開かれて以来、14年ぶりのことだ。
崔会長は18日の閉幕演説で、“急激な対内外の環境変化により、早く、確実に変化しなければ生存できない”とし、再び「Sudden Death(突然死)」の危険性を強調した。
崔会長が2016年6月の拡大経営会議で初めて言及したSudden Deathの話題を再び持ち出したのは、現在グループが直面している経営環境をそれだけ厳重に見ているという意味と解釈される。
崔会長はまず、△米国・中国間の主導権競争の深化など地政学的イシュー △AIなど新技術生成の加速化 △量的緩和基調の変化による景気不確実性増大 △個人の経歴管理を重視する文化拡散などを韓国経済と企業が直面した主要環境変化に挙げた。
彼はこのような経営環境で韓国とSKが生存するための選択肢を提示し、グローバル協力拡大が必要だという見解を明らかにした。
崔会長は続いて、新たなグローバル戦略方向として△グローバル戦略と統合・連携した社会的価値(SV)戦略の樹立と実行 △米国、中国など経済ブロック別のグローバル組織化 △エネルギー、AI、環境観点のソリューションパッケージなどを提案した。
崔会長はまた、CEOたちに事業拡張と成長の基盤である投資システムがまともに作動しているかに対する徹底した検証と投資完結性確保を強い口調で注文した。 彼は“投資決定の際、マクロ(マクロ環境)変数を分析せず、マイクロ(ミクロ環境)変数だけを考慮する愚を犯してはならない”と指摘した。
最後に崔会長は“CEOはグループの長所を生かすことができるソリューションパッケージを提示できなければならない”とし、“共にガバナンス革新まで色々な挑戦的課題を実行し、持続的に成長できる企業を作っていこう”と頼んだ。
セミナー期間中、CEOらは2010年に中国に設立したSKチャイナのようなグループ統合法人を他の拠点地域にも設立する案について検討を進めることで意見が一致した。
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