現代自グループ、米量子コンピューター「IonQ」とバッテリー開発に協力

[現代自グループ、米量子コンピューター「IonQ」とバッテリー開発に協力]


 
現代自動車グループが米国の量子コンピュータスタートアップ「IonQ」とバッテリー開発のために提携する。両社の協業はバッテリーの効率性を高めるためのIonQの量子コンピューターの適用を中心としている。
 
19日(現地時間)、ロイター通信は両社が次世代バッテリーの開発のための包括的な協力に乗り出すと明らかにした。両社は電気車バッテリーのリチウム酸化物の構成と反応を研究するアルゴリズムを開発する計画だ。アルゴリズムは量子コンピューター技術の活用で行われる。次世代リチウムイオンバッテリーの容量と効率からコスト削減、安全性の改善まで成し遂げるという目標だ。
 
量子コンピューターは従来のコンピューター演算能力を超越する。物理量の最小単位である量子の特性に基盤、一般的なビット(bit)単位演算を越え、量子ビット(Qubit)単位まで演算できる。今後、量子コンピューター技術が発展すれば、スーパーコンピューターの演算速度より数百万倍にまで高まるだろうという見通しだ。
 
IonQはキム・ジョンサンデューク大学教授とクリス・モンローメリルランド大学教授が2015年に設立した。昨年10月、企業買収目的会社(SPAC)のDMYIと合併し、米ナスダック市場への上場も行われた。現代自グループはビル・ゲイツが率いるブレークスルーエネルギーベンチャーズとともに、IonQ投資に乗り出したことがある。
 
IonQは自社開発の11量子ビット量子コンピューターをグローバルビックテク企業のグーグルとアマゾン、マイクロソフトに供給し、技術力を認められている。2028年までに量子コンピューターの性能を1024量子ビットまで高め、関連市場を掌握するという計画だ。
 
一方、ジャン・ジェフン現代自社長は先月、米自動車専門メディアのオートモーティブとのインタビューを通じ、2026年まで年間100万台の電気車を販売するという従来の計画を170万台まで大きく拡大するという修正案を公開した。目標達成に向けて量子コンピューター技術を活用したバッテリーの効率性の改善も言及した。
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