HMM、黒字転換に続き 海外港湾ターミナルの確保

[HMM、黒字転換に続き 海外港湾ターミナルの確保]



21四半期連続の赤字の輪を断ち切って、2四半期から黒字転換したHMMが海外港湾ターミナルの確保に成功した。 過去、流動性確保のためにターミナルの資産を売却した状況から脱却し、これからは本格的に投資のための経営体力を育てているわけだ。

HMMは世界1位のセドリ港であるシンガポール港に専用ターミナルを確保したと3日、明らかにした。 このため、HMMはシンガポール港湾公社(PSA)とジョイントベンチャー(Joint Venture)の設立関連手続きを終えており、年内に運営を開始する方針だ。

新設のJVであるシンガポールターミナル合弁会社HPST(HMM-PSA Singapore Terminal)はHMMとPSAがそれぞれ42%、58%の持分を保有する。 HMMは当該株式を確保するため、韓国海洋振興公社から資金の出資を受けることにした。

HMMは東南アジアのハブ港湾のシンガポールにターミナルを確保し、今後、物流費用を節減でき、JV事業の運営を通じて配当収益も期待できるという分析だ。

海運業界ではHMMが黒字転換に続き、さらに一歩経営正常化に近づいたという分析だ。 HMMは今年2四半期の営業利益1387億ウォンを記録した。 これは2015年1四半期以降、初の四半期黒字だ。

4月から順次投入した世界最大の2万4000TEU級の超大型コンテナ船などの効果を十分享受しているためだと分析される。 また、昨年から続いた原価構造の改善効果とコロナ19の拡散による運賃料の上昇も好材料として作用した。

HMMの関係者は"シンガポールのJV設立で、グローバルターミナル運営会社のPSAとの協力範囲がさらに拡大された"、"港湾ネットワークの拡大で、顧客サービスの向上と2万4000TEU級の超大型船の運用に大きなシナジー効果を出すだろう"と明らかにした。

体質改善に成功し、HMMは海外ターミナルの資産を本格的に確保する方針だ。 現在、HMMは国内1つ(釜山HPNT)、米国2つ(タコマWUT、ロングビーチTTI)、欧州2つ(ロッテルダムRWG、アルヘシラスTTIA)、台湾2つ(カオシュンHPC、KHT)など計7つの専用ターミナルを保有しており、全世界の主要拠点に物流施設の確保を通じて、輸送効率を高めている。
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