サムスン電子の李在鎔(イ・ジェヨン)会長が米国サンフランシスコのオープンAI(OpenAI)本社を訪れ、サム・アルトマン最高経営責任者(CEO)と会談を行った。世界のAI(人工知能)エコシステムを牽引する両トップが、次世代AI半導体のサプライチェーン構築に向けた協力に一段と拍車をかけている。
26日、関連業界によると、李会長は25日(現地時間)、オープンAI本社を直接訪れ、アルトマンCEOとハイレベル会談に臨んだ。今年6月に予定されていたアルトマンCEOの来韓日程が延期された事態を受け、李会長自ら米国現地へ赴き、電撃的な会談を実現させた形だ。
両社は、超大型AIモデルの運用に不可欠な高帯域幅メモリ(HBM)や最先端DRAMの供給拡大策を集中的に協議したとされる。特に、アルトマンCEOの来韓浮上時より取りざたされてきた長期供給契約(LTA)など、半導体の安定受給に向けた踏み込んだ意見交換が行われた公算が大きい。また、ファウンドリ(半導体受託製造)工程を活用した次世代AIチップの製造協力もテーブルに載せられた模様だ。
サムスン電子は現在、全役職員を対象としたChatGPT(チャットジーピーティー)およびAIコーディングツール「Codex」の全面導入を推進している。同社が全社を挙げて推進する「AIトランスフォーメーション(AX)」の過程において、オープンAIとの具体的な協力策についても検討された可能性が提起されている。
サムスン電子とオープンAIは昨年10月に戦略的パートナーシップを締結して以降、先端メモリの供給拡大と次世代AIインフラ構築に向けた協力を継続してきた。業界では、今回の米現地会談を機に、両社の技術およびサプライチェーンにおける協力範囲が一段と拡大するものと見ている。
今回の会談は、昨今の激しいAI半導体市場の主導権争いにおいて、両社の利害関係が完全に一致した結果と言える。単なる部品供給の枠を超え、次世代AIインフラの同盟関係へと発展するかが今後の最大の焦点となる見込みだ。
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