韓国の重電大手・斗山エネビリティ(Doosan Enerbility)は6日、米国の人工知能(AI)企業「スペースX AI」向けとなる大型ガスタービンの製造を完了し、米国市場へ初進出したと発表した。韓国製ガスタービンの技術力が世界最高水準のAI・テック企業のサプライチェーン(供給網)で認められた形となり、今後のグローバル市場開拓に向けた足がかりができた。
同社はこの日、慶尚南道(キョンサンナムド)昌原(チャンウォン)の本社で、スペースX AIへ輸出する380MW級ガスタービン(型番:DGT6-300H)の出荷式を開催した。式典には、スペースX AIの主要関係者や斗山エネビリティの孫承ウ(ソン・スンウ)パワーサービスBG長をはじめとする役職員約70人が出席した。出席者らは出荷されるガスタービンの生産現場を視察し、今後のエネルギー・インフラ事業における提携拡大策について協議を重ねた。
今回出荷されたガスタービンは、スペースX AIが米国で推進する大規模なエネルギー・インフラ構築プロジェクトに実戦投入される予定だ。急増するAIデータセンターの電力需要に対応するため、安定的な電源確保が急務となっている米ビッグテック企業の厳しい技術規格および品質基準をクリアしたことで、斗山エネビリティは今後の追加受注や関連事業の拡大に大きな弾みがつくと期待している。
斗山エネビリティは昨年から米国市場でのガスタービン受注を本格化させている。昨年10月に米ビッグテック企業と380MW級ガスタービン2基の供給契約を締結したのに続き、同年12月には3基を追加受注した。さらに今年3月にも米企業と380MW級ガスタービン7期の追加供給契約を交わすなど、北米市場でのプレゼンスを急速に高めている。
同社のパワーサービスBG長であるソン・スンウ氏は、「世界的なAI企業のサプライチェーン参入を果たしたことは、韓国製ガスタービンの卓越した技術力と品質が世界市場で証明された」と評価し、「今回の初出荷を最大の踏み台として、今後は北米をはじめとするグローバル大型ガスタービン市場の攻略をさらに加速させる方針だ」と明らかにした。
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