2026. 09. 21 (月)

中国の貿易交渉代表リーチョンガンの地位向上

リーチョンガン 中国貿易交渉代表の資料写真
リーチョンガン 中国貿易交渉代表の資料写真 [写真=新華・連合]
中国の貿易交渉代表であるリーチョンガン(李成鋼)が、実質的に昇進した。中国国務院は20日、リーチョンガンを「中華人民共和国国際貿易交渉代表」(大臣級)に任命したと、中国の鳳凰新聞が21日に報じた。リーチョンガンは昨年から「中国商務部国際貿易交渉代表」として活動しており、今回の人事により商務部の職務を超えて中国政府を代表する人物に昇格した。これにより、リーチョンガン代表は米国貿易代表部(USTR)のジェイミソン・グリア代表と同等の地位となったとの分析が出ている。 リーチョンガン代表は昨年から何立峰(ヘリペン)副首相と共に中国の貿易経済交渉チームを率いている。アメリカ側ではスコット・ベーセント財務長官とグリアUSTR代表が交渉チームを指揮してきた。今回の人事により、リーチョンガン代表は中国指導部からより強い信頼を受けていることが確認された。 リーチョンガンは中国の代表的な通商専門家である。北京大学法学部を卒業し、ドイツのハンブルク大学で法律経済学の修士号を取得した。中国商務部での勤務を経て、2021年からは中国の世界貿易機関(WTO)駐在大使を務めた。昨年3月に帰国し、商務部国際貿易交渉代表に就任した。 リーチョンガンは強硬な交渉スタイルでアメリカでも注目を集めてきた。昨年8月の米中交渉過程で、彼がアメリカに強力な対応を警告したことがアメリカのメディアを通じて知られた。当時、アメリカの高官は昨年10月、英国のフィナンシャル・タイムズ(FT)に対し、リーチョンガンがアメリカが中国の要求に従わない場合「地獄の火(hellfire)」を受けることになると発言したと主張した。また、当時ベーセント長官も「招待されずに現れ、非常に無礼な言葉を吐いた」と批判した。 当時の発言の表現を巡る論争もあった。中国語の慣用表現が英語に翻訳される過程で「地獄の火」という強い表現で伝わったとの指摘もあった。 現在、リーチョンガン代表は20日から何立峰副首相と共にアメリカ・ニューヨークで米中経済貿易高官級会談に参加している。この高官級会談は23日まで続くと予想されており、その結果は24日に開催される米中首脳会談につながる。



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