2026. 09. 21 (月)

AI開発の速度調整、'安全'か'談合'か

左からダリオ・アモデイ・アンソロピックCEO、サム・アルトマン・オープンAI CEO、イーロン・マスク・スペースX CEO、デミス・ハサビス・グーグル・ディープマインド CEO
(左から)ダリオ・アモデイ・アンソロピックCEO、サム・アルトマン・オープンAI CEO、イーロン・マスク・スペースX CEO、デミス・ハサビス・グーグル・ディープマインド CEO [写真 AFP・AP=聯合ニュース]


先月12日、ダリオ・アモデイ・アンソロピック最高経営者(CEO)が発した一言が、わずか10日も経たずに反独占訴訟に発展した。「AI開発の速度を調整すべきだ」という彼の提案に、サム・アルトマン、イーロン・マスク、デミス・ハサビスが次々と賛同した結果、アメリカの消費者団体がこれを談合とし、訴訟を起こしたのである。

訴状の要点は明確である。各企業が個別に安全基準や開発速度を決定することは自由であり、義務に近い。しかし、競合他社がその決定を共有する瞬間、シャーマン法第1条が禁止する談合が成立するというのである。

今回の訴訟の興味深い点は、通常の談合事件とは異なる性質を持っていることである。価格や生産量の談合は、消費者の福利を損なう構造が明確である。しかし、今回の事案は「安全」という名目を掲げている。AI開発の速度を遅らせることが人類にとって有益であるという彼らの主張には共感できる部分も多いが、その調整が市場支配的事業者の合意によって行われた事実に注目する必要がある。

反独占法は結果の善意ではなく、合意の存在そのものを問題視する。名分がいかに立派であっても、競合他社が集まって業界全体の歩調を合わせることに決めたのであれば、それ自体が市場を歪める行為であるというのが原告側の主張の核心である。

法廷では名分よりも「証拠」が大きな障害となる可能性が高い。シャーマン法第1条が規制するのはあくまで競合他社間の「合意」であり、各社が類似の結論に達し、同様に行動する「意識的行為」そのものではない。

アメリカの裁判所は、公開発言の後に競合他社が並んで動いたという状況だけでは談合を認めていない。実際の意見交換や相互依存を裏付ける実質的な証拠が求められている。そのため、アモデイの発言に他のCEOが次々と同意を示したことを事前調整の結果と見るか、各自の独立した判断が偶然重なったと見るかが、今回の訴訟の最大の争点となるだろう。

法理的な勝敗を超えて、現状を見つめる必要もある。市場を支配する極少数の企業の最高経営者たちが、数行の公開発言とそれに対する賛同だけで業界全体の速度を決定できるという事実は、企業が自ら世界秩序を作る「超企業時代」を極端に象徴している。さらに、大衆も特に抵抗なくこれを受け入れようとしている点は、より恐ろしい未来をもたらす可能性がある。

ジェンソン・ファン・エヌビディアCEOとマーク・ザッカーバーグ・メタCEOが線を引き、トランプ大統領まで「中国だけを利する」と批判し、反対陣営を自任し始めたことで、彼らの合意は抑制を受け始めた。外部からの抑制がなければ、支配的事業者数名の合意が何の検証もなく、すぐに産業のルールとなるところだった。消費者も、規制当局も、さらには彼らと競争する他の企業も、その決定に声を上げる機会がなかったことに注意を払うべきである。

反独占法を含む規制は、もともと市場を支配した少数の力を外部から監視し、制御するために作られた。19世紀末のトラスト規制がそうであったように、規制は産業が自らうまくやるという期待が崩れたところから生まれた。

しかし、監視の対象となるべき企業が先に「私たちで速度を調整する」と宣言する状況を、自主規制の模範事例として無邪気に受け入れてはならない。監視されるべき者たちが監視者を自任する瞬間、その基準は市場や公益ではなく、彼ら自身の利益に向けて設計されざるを得ない。

今回の訴訟が談合を証明するかどうかにかかわらず、産業を支配する企業の自発的合意が規制の出発点となる前例は残してはならない。規制は彼らが自ら作るものではなく、彼らに向けて外部から設けられるものでなければならない。今必要なのは、CEOたちの善意を信じることではなく、その善意さえも検証できる外部の目である。



* この記事はAIによって翻訳されました。

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