2026. 09. 19 (土)

日銀、金利を0.25%引き上げ…次回の連続引き上げや0.5%引き上げも排除せず

  • 上田総裁記者会見…「政策の局面が変わった」

  • 中立金利に達しても追加引き上げ示唆…市場では12月から来年1月に次回引き上げ予想

上田和夫日本銀行(BOJ)総裁が18日金融政策決定会議後記者会見を行っている写真ロイター・聯合ニュース
上田和夫日本銀行(BOJ)総裁が18日金融政策決定会議後記者会見を行っている。[写真=ロイター・聯合ニュース]


日本銀行(BOJ)は18日、金融政策決定会議で金利を0.25%ポイント引き上げ、次回の会議でも金利を追加引き上げるか、一度に0.5%ポイントを引き上げる可能性を排除しなかった。半年ごとの引き上げサイクルに縛られず、物価状況に応じて引き上げの速度と幅を調整する方針である。上田和夫総裁は「政策の局面が変わった」と述べ、物価が目標値を大きく上回るのを防ぐために必要な金利引き上げを続ける意向を明確にした。

上田総裁は、金融政策決定会議後の記者会見で、一定の金利引き上げ間隔を考慮しているかとの質問に「そうではない」と答えた。次回の会議で連続して金利を引き上げることや、一度に0.5%ポイントを引き上げることについても「物価状況に応じて特定の方法は排除できない」と述べた。

日本銀行はこの日、基準金利を1.0%から1.25%に引き上げ、31年ぶりの高水準に引き上げた。日本銀行の金利引き上げは、6月以来3ヶ月ぶりであり、2024年以降は通常6ヶ月だった引き上げ間隔を半分に縮めた。上田総裁は、物価が過度に上昇しないよう適切に金利を引き上げることで、結果的に大幅な金利引き上げに追い込まれるリスクを減らせると説明した。

日本銀行は、物価が予想以上に上昇する可能性に一層重きを置いた。上田総裁は、中東情勢の緊張や人工知能(AI)需要の拡大、円安を物価上昇要因として挙げ、企業間取引段階の価格上昇が「消費者段階にも波及し始めた」と述べた。一時的要因を除いた基調的物価上昇率も2%目標に近づいており、目標を上回るリスクがあると診断した。

上田総裁は、これまで物価が予想より低くなる可能性も考慮して金利を慎重に引き上げてきたが、今は「政策の局面が変わった」と強調した。今回の引き上げにより基準金利は景気を過熱させず、冷やさない中立金利の日本銀行推定範囲(1.1〜2.5%)に入ったが、現在の金融環境は依然として緩和的であると評価した。追加引き上げの余地があるとの認識を示した。

ただし、日本銀行は金利をどこまで、どのくらいの速さで引き上げるかについて具体的な基準を示さなかった。上田総裁は中立金利について「特定しにくい概念」とし、金利引き上げの最終到達点であるターミナルレートも見極めが難しいと述べた。今後の経済・物価・金融状況を見守りながら金利引き上げの幅と時期を判断する考えである。

次回の引き上げ時期は?


市場では追加引き上げの有無よりも次回の引き上げ時期と速度に関心が集まっている。今年、BOJは10月と12月の2回の金融政策決定会議が残っている。間田ゲージ大和総合研究所首席エコノミストは、来る12月と来年3月に追加引き上げを経て基準金利が最終的に1.75%まで上昇することを基本シナリオとして提示した。彼は、来年4月に食料品消費税率が2年間一時的に1%に引き下げられ、耐久財消費が増えると物価上昇圧力がさらに高まる可能性があると指摘した。2%物価目標が安定しなければ、来年4月以降も引き上げ局面が続く可能性があるという。

一方、金利が上昇するほど企業や家計の負担が増えるため、引き上げ速度を継続的に高めるのは容易ではないとの見方も出ている。井上哲也ソニーフィナンシャルグループエグゼクティブエコノミストは、次回の金利引き上げ時期を12月または来年1月と予想した。為替の流れを考慮すると、次回の引き上げ前に一度は金利引き上げ速度が速まっている印象を市場に与える必要があると見ている。ただし、次回の引き上げ以降は金利上昇の負担を感じる企業や個人が増え、引き上げ速度をさらに高めるのは難しいと予測している。

金融市場はこの日、日本銀行の金利引き上げを予想以上にハト派的な決定として受け止めた。政策委員9人のうち2人が引き上げに反対したことに加え、16日にアメリカ連邦準備制度(Fed)が満場一致で金利引き上げを決定したことと対比され、円・ドル為替レートは一時ドルあたり157円台に上昇した。井口圭一リソナホールディングス上級戦略家は、Fedのハト派的金利引き上げと比較して「ハト派的な引き上げだった」と評価した。

井口上級戦略家はまた、ハト派と見なされる高田元・田村直樹審議委員が2027年7月まで相次いで退任する点も、今後の金利引き上げの変数になると見ている。彼は、高市政権が積極財政と金融緩和を志向するリフレーション派の人材を後任に指名すれば、ハト派委員が増え、追加金利引き上げがさらに難しくなる可能性があると予測した。今後の金利引き上げがさらに難しくなるとの認識が広がり、米・日協調介入後に高まった円高期待も弱まったと説明している。





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