SKバイオファーム(SK BIOPHARMACEUTICALS)がモルガン・スタンレー・キャピタル・インターナショナル(MSCI)のESG(環境・社会・ガバナンス)評価で、3年連続最高等級となる「AAA」を獲得した。韓国の製薬企業が3年連続でAAAを記録したのは同社が初めてであり、現在も同等級を維持している韓国企業はSKバイオファームが唯一となる。
MSCIのESG評価は、企業の環境、社会、ガバナンスに関する主要リスクおよび機会管理能力を、グローバル同業他社と比較・評価する代表的な指標である。同社関係者は「最近、評価方法論の改定によりESG活動の透明性や客観的データの審査基準が厳格化されたなかでも、最高等級を死守することができた」と説明している。
今回の評価においてMSCIは、同社の「コーポレート・ビヘイビア(企業行動)」「人的資本開発」「製品の品質・安全性」などをグローバル・トップクラスと高く評価した。企業行動部門ではコンプライアンス体制や会計・税務の透明性といった倫理経営システムが、人的資本開発では従業員の能力開発プログラムや働きやすい職場づくりの制度がそれぞれ高得点につながった。
また、製品の品質・安全性分野では、体系的な品質管理システムとグローバル認証体制を基盤とした効果的なリスク管理能力が認められた。
同社は、新薬開発と事業成長が社会的価値の創出へとつながる好循環構造をESG経営で支えている。革新的な新薬「セノバメイト」を通じて世界中のてんかん患者に治療の選択肢を広げ、グローバルでの累計処方患者数は30万人を突破した。昨年に同社が創出したいわゆる社会的価値は4,987億ウォンに達し、その大半を占める4,524億ウォンが製品・サービスを通じた生活の質の改善など「社会成果」として計上されている。
イ・ドンフン社長は「取締役会中心の透明なガバナンスと責任経営、人材競争力の強化および働きやすい企業文化の醸成、そして品質・安全経営を地道に実践してきた努力が評価された」とコメントした。
一方で、同社が次世代のグローバル新薬候補物質として期待を寄せる「オパカルリム(Opakalim、BHV-7000)」を巡っては、米食品医薬品局(FDA)から最近、部分的な臨床保留措置が下されている。会社側は、早ければ今月末にも追加の非臨床データをFDAに提出し、10月から11月頃には保留措置が解除されるものと期待を示している。
オパカルリムは、セノバメイトに続く SKバイオファームの第2のグローバル新薬候補物質であり、同社は米バイオヘイヴン社と最大7億9,500万ドル(約1兆1,000億ウォン)規模のグローバル独占ライセンス契約を締結している。
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