済州(チェジュ)で5月以降、3カ月以上にわたり行方不明となっていた37歳の女性、チャン・ミラン氏とみられる遺体が、捜索範囲拡大の当日に海岸で発見された。
済州警察庁は24日午前10時46分頃、済州市翰林(ハリム)邑近隣で合同捜索を行っていた最中、チャン氏とみられる遺体を発見したと明らかにした。
警察は直ちに精密鑑定手続きに着手し、正確な身元の特定と死因の解明を進める方針だ。
これに先立ち同日午前、チャン氏の行方不明事件を担当していた現職警察官A警長に対し、拘束令状(逮捕状)が申請された。A氏は通報を受理した当事者であるにもかかわらず、事件を虚偽で終結させたとして緊急逮捕されていた。
済州警察庁は、事件を虚偽終結させた疑い(職務遺棄、公電磁記録公正証書原本不実記載・同行使、偽計公務執行妨害)で、A氏に対し同日、拘束令状を申請したと発表した。警察は「証拠隠滅および逃亡の恐れがあるため、令状を申請した」と説明した。
A氏は5月に行方不明者届が出されたチャン氏と「連絡がついた」という趣旨の嘘を関係者に告げた後、事件を独断で終結させた。また、行方不明のプロファイリングシステムの管理リストからもチャン氏のデータを削除した疑いが持たれている。さらに、先月2日にも別の行方不明事件を同様の手口で虚偽終結させていたことが判明した。もう一人の行方不明者は今月22日に済州市内で遺体で発見された。
一方、韓国の治安に対する市民の不安が高まる中、済州を中心に導入されてきた外国人ノービザ(無査証)制度や中国人観光客の入国拡大をめぐる懸念も重なっている。
オンライン上では「済州で韓国人の安全をきちんと守れるのか」という声が急速に広がっている。あるネットユーザーは、中国人が、行方不明となった韓国人の名義でパスポートを偽造し、長期間国内で生活していた事件に触れ、「これが懲役1年にも満たないなんて理屈に合うのか」と反発。「大韓民国の安保と治安が崩壊した」と強い不満を露わにした。
また別のユーザーは済州地域における成人の行方不明届の件数に言及し、「中国人の多い済州島で、成人の行方不明事件が3年7カ月の間に2914件も発生している」とし、「遺体が発見されなければ単なる行方不明として処理される。ノービザ入国によって、どれほどの犯罪組織が国内に入り込んでいるのか想像もつかない」と批判的な反応を示した。
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