2026. 07. 26 (日)

北朝鮮、DMZ内に戦術道路を建設「戦争の懸念」拡散…「ソウル近郊までわずか13.5キロ」

영상BBC 인스타그램 캡처
[動画=BBCインスタグラムキャプチャー]

北朝鮮が非武装地帯(DMZ)の内部に、軍事境界線(MDL)付近まで急接近する新たな戦術道路を建設したことが確認された。これにより朝鮮半島における軍事的緊張が高まるとともに、休戦協定違反をめぐる論争が勃発している。

英BBCは20日(現地時間)、最新の衛星画像と専門家の分析をもとに、北朝鮮が開城(ケソン)市近郊のDMZ内部に新たな戦術道路を造成したと報じた。

公開された衛星画像によると、新設された道路は軍事境界線(MDL)に向かって直線的に伸びている。特に一部の区間は、MDLからわずか260メートルほどの距離まで迫っていることが確認され、衝撃を与えている。この道路の終端から、韓国側の最前線である京畿道坡州(キョンギド・パジュ)市汶山(ムンサン)邑までの直線距離は、わずか13.5キロメートルにすぎない。ソウル首都圏への事実上の「進撃路」になり得る位置だ。

そもそも軍事境界線(MDL)は南北を隔てる基準線であり、同線を中心に南北それぞれ2キロメートルずつ設定されたDMZ内では、厳格に軍事活動が制限されている。1953年に締結された休戦協定もまた、DMZ内における一切の敵対行為を禁止しており、軍の兵力や装備の立ち入り・配置にも厳しい制限を設けている。

韓国軍の合同参謀本部は先月22日、「北朝鮮が軍事境界線から100メートル以内の地点まで道路を拡張する作業を進めている」とした上で、「MDL一帯における障害物の設置や道路工事は、明白な休戦協定違反だ」と強く批判した。

しかしその一方で、国連軍司令部(UNC)は先月24日に公開したファクトシートを通じて、北朝鮮のいわゆる「国境線化作業」について、「現時点では休戦協定違反と断定することは難しい」との見解を示した。

同一の軍事動向をめぐり、韓国軍と国連軍司令部の解釈が分かれる背景には、休戦協定の適用範囲に関する法的なアプローチの違いがある。韓国軍は、軍事施設の拡充そのものがDMZの「非武装原則」を損なうと見なすのに対し、国連軍司令部は、現在までに確認された工事内容だけでは、協定で禁止された敵対行為や兵力配置に直ちに該当すると判断するのは時期尚早だという慎重な立場をとっている。

BBCは、今回の戦術道路が単なるインフラ整備にとどまらず、北朝鮮が軍事境界線一帯を事実上の「国境線」として管理しようとする「国境線化」の一環である可能性を指摘した。実際、北朝鮮は最近、DMZ北側に対戦車障害物や鉄柵、防壁などを相次いで設置しており、南北間の軍事的断絶を既成事実化する動きを加速させている。

軍事専門家らは「新たな道路は、有事の際に兵力や装備を迅速に移動させるための軍事的目的である可能性が極めて高い」と分析しつつも、「実際の運用形態や北朝鮮の真の意図については、今後の衛星画像や後続の動向を注視する必要がある」と警鐘を鳴らしている。
 
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