2026. 07. 08 (水)

「官邸移転疑惑」21グラム代表の逮捕状却下…特別検察の捜査にブレーキ

  • 裁判所「逮捕の必要性・相当性を認めることは難しい」

  • 特検、無資格受注・予算不正流用疑惑を引き続き捜査

金泰永21グラム代表が昨年10月16日、ソウル・汝矣島の国会で行われた監査院などに対する法制司法委員会の国政監査で議員の質問に答える姿 [写真=聯合ニュース]
金泰永21グラム代表が昨年10月16日、ソウル・汝矣島の国会で行われた監査院などに対する法制司法委員会の国政監査で議員の質問に答える姿 [写真=聯合ニュース]

尹錫悦政府の大統領官邸移転疑惑を捜査中の權昌永第2次特別検察チームは、インテリア業者21グラムの金泰永代表に対して逮捕状を請求したが、裁判所は却下する決定を下した。

7日、法曹界によると、ソウル中央地裁は先月23日、特検チームが金代表に対して職権乱用などの疑いで請求した逮捕状を却下した。裁判所は逮捕前の被疑者尋問(逮捕状実質審査)を行った後、「逮捕の必要性と相当性を認めることは難しい」と判断したとされる。

これにより、金代表を官邸移転工事特恵疑惑の核心当事者と見なして身柄確保に乗り出した特検チームは、裁判所が逮捕の必要性を認めなかったことで捜査にブレーキがかかることとなった。

金代表が運営する21グラムは、尹錫悦前大統領の就任以降、大統領室と官邸の移転・増築工事を担当した業者である。特検チームは、21グラムが総合建設業の免許を持たない状態で官邸工事を受注した経緯に特恵があったのかを調査している。21グラムは、過去に金建希夫人が代表を務めていたコバナコンテンツの展示会を後援した経歴があり、金夫人との親交が工事受注に影響を与えたのではないかという疑惑を抱かれている。

特検チームは、金代表を金吾鎮前大統領室管理秘書官と大統領秘書室の行政官出身の黄某氏の職権乱用の共犯として捜査中である。金前秘書官と黄氏は、2022年の大統領官邸移転工事の際、政府が無資格業者である21グラムと契約するよう指示した疑いで裁判を受けている。

特検チームはこれとは別に、大統領室が21グラムに工事費を支払うために行政安全部の予算を不法に流用したという疑惑も捜査している。李相敏前行政安全部長官、金大基前大統領室秘書室長、尹在順前大統領室総務秘書官、金前秘書官は先月、職権乱用の疑いで裁判にかけられた。彼らは、21グラムが客観的根拠なしに算出して要求した官邸工事の見積もり金額を支払うために国家予算20900万円を不法に流用・執行するよう指示した疑いを持たれている。

逮捕状却下後も特検チームは法廷での証人尋問などを通じて21グラムの工事受注の経緯を調査している。特検チームはこの日、金代表の特別刑法上の詐欺疑惑の裁判で、当時の政府庁舎管理本部施設総括課に所属する公務員の金某氏を証人として呼び、随意契約手続きや業者の専門性要件などについて尋問した。

金氏は「随意契約の理由書に専門性要件が抜けている」との特検チームの質問に対し、「その部分は判断できなかった」と述べ、「すでに起こったことなので、形式的な手続きはしなければならないのではないか」と証言した。随意契約書が虚偽に作成されたのかとの趣旨の質問には、「当然そう見るべきではないか」と答えた。

特検チームは、今月20日に当時の政府庁舎管理本部施設総括課長を相手に証人尋問を続ける予定である。裁判所が金代表に対する逮捕状を却下したことで、特検チームは当面、不逮捕の状態で21グラムの工事受注過程と予算執行の経緯を証明することに集中する見込みである。



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