2026. 06. 18 (木)

セルトリオン、ベトナムで抗がん剤2種を発売…ファーマージングマーケットの攻略加速

셀트리온 트룩시마사진셀트리온
[写真=セルトリオン(Truxima)]

韓国のバイオ医薬品大手セルトリオンは15日、ベトナム市場において、血液がん治療薬「トルキシマ(Truxima、成分名:リツキシマブ)」および転移性結腸直腸がん・乳がん治療薬「ベグゼルマ(成分名:ベバシズバブ)」の2製品を発売したと発表した。

同社はすでに、自己免疫疾患治療薬「レムシマ(成分名:インフリキシマブ)」や乳がん・胃がん治療薬「ハージュマ(成分名:トラスツズマブ)」を現地に投入している。今回、抗がん剤2製品を追加したことで、ベトナムにおける製品ポートフォリオをさらに強化した形だ。

今後の戦略について同社は、既存の「ハージュマ」の販売を通じて構築した強固な流通ネットワークを最大限に活用し、「トルキシマ」と「ベグゼルマ」の供給拡大を急速に進める計画だ。

ベトナムの医薬品市場は2023年時点で約10兆ウォン規模に達しており、ここ10年間で年平均7%以上の高成長を記録している。東南アジアにおける主要な「ファマージング(新興医薬品)市場」として急浮上しており、近年の市場拡大に伴い、規制緩和などの面でも事業機会が広がっていると評価されている。

セルトリオンはベトナムをはじめ、タイやマレーシアなど東南アジア全域で存在感を高めている。医薬品市場調査機関「IQVIA」によると、同社の主力製品である「レムシマ」はシンガポールで96%、タイで77%という圧倒的な市場シェアを記録。また、「ハージュマ」と「トゥルキシマ」もタイのバイオシミラー市場でシェア1位を獲得している。

同社関係者は、これまでの成果について「徹底した供給安定性を強みに、現地入札での落札率を引き上げ、納期順守によって市場の信頼を勝ち取ってきた結果だ」と説明する。

セルトリオンは今後も、製品ポートフォリオの拡充と入札市場での成果を軸に、ファマージング市場の攻略をさらに強化する方針だ。ベトナムでは次世代製品である「レムシマSC(皮下注射製剤)」などの新規投入を控えているほか、インドネシアや中南ミ(ラテンアメリカ)市場でも、ラインナップの拡大と国営入札への積極的な参加を通じて影響力を拡大していく。

セルトリオンの関係者は、「今回の抗がん剤の新規発売により、ベトナム国内でのより攻めの販売戦略が可能となった」とした上で、「ファーマージング(Pharmerging、医薬品新興国)市場を中心に高収益製品のラインナップを拡大し、持続的な業績成長を牽引していく」と強い自信を示した。

 
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