黄教安前首相「不正選挙国民大討論会」開催···具体的な証拠を提示し選管の主張に反論

황교안 전 국무총리 사진연합뉴스
[写真=聯合ニュース]

尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領の12・3非常戒厳の理由の一つである選挙システムの問題点が浮上している中、6日午後2時、ソウルプレスセンターで「不正選挙国民大討論会」が開かれた。

同日の討論会には、黄教安(ファン・ギョアン)前首相をはじめとする専門家らは、選管の主張に対して直接的な試演を通じて反論し、不正選挙の可能性を提起した。特に、折れた跡のない硬い投票用紙、ボンドが付いている投票用紙など、疑わしい事例とともにCCTV(監視カメラ)映像の操作可能性まで具体的に提示され、選挙管理システムの信頼性に大きな疑問を投げかけた。

討論会場では、4・15総選挙当時、不正選挙があるしかないというメッセージが書かれたバナーとともに、△投票管理官の印鑑が押されたおかしな投票紙 △選挙区と比例代表の投票用紙が重なって印刷された偽の投票紙 △一度も折った跡のない偽の投票紙 △インクの染みがついた偽の当日投票紙 △ボンドがついている偽の投票紙 △左右余白が違う偽票紙△投票管理官確認印鑑がない白紙選挙紙 △1876年生まれの幽霊有権者(144歳)など、様々な疑惑が証拠として提示された。

特に、大討論会では事前投票過程でQRコード使用や投票用紙保管および開票手続きで現れた異常現象などが主要疑惑として扱われた。コンピュータソフトウェア工学分野の専門家であるウィ・グムスク博士は技術的観点から選挙過程の弱点を指摘し「不正選挙が虚構というのはありえない」と主張した。

最初の事例としてウィ博士は再集計現場で発見された「硬い投票用紙」を言及した。一般的に投票箱の中の投票用紙は、折れたり押されたりする場合がほとんどだが、再集計の過程では、折れたりした形跡が全くない新札状態の投票用紙が多数発見されたということだ。彼女は「投票用紙の重さが約10㎏に達するが、折れないのは非正常」とし「これは大量印刷で操作された可能性が高い」と強調した。

2番目の疑惑としては、開票場で発見されたボンドで貼ってある投票用紙が提起された。ウィ博士は「投票用紙は大量印刷後に裁断機を通じて切れるが、裁断過程で『NCR接着剤』が使われる場合、ボンドが投票用紙に付着する可能性がある」と説明した。これは一般的な投票用紙の製作方式とは異なるもので、意図的な操作情況と解釈される。

また、印刷過程でドラムの欠陥によって一定の縞模様が繰り返し出力される現象もやはり疑惑を裏付ける証拠として提示された。禍の所は「このような現象はショウジョウバエなど印刷機内部の欠陥から発生する可能性があり、大量製作されたニセ投票用紙で主に現れる」と付け加えた。

CCTVを通じた投票箱の管理についても議論が提起された。選挙管理委員会はは事前投票保管所のCCTVで24時間監視システムを維持すると主張したが、ウィ博士は選管の主張に真っ向から反論した。ウィ博士は「選管はCCTVをずっと見せてくれて安全だと話す」としながらも「電子装備はあまりにも簡単に操作が可能だ」と指摘した。

関係者は実際、試演を通じて時計の画面は正常に見えるように維持しながら、残りの画面には過去の映像を再生する方式で操作の可能性を示した。これは現在の監視体系が不正行為を防ぐには十分でないことを端的に示した事例だ。

黄前首相は同日のあいさつで、不正選挙疑惑の深刻性を改めて強調しながら「不正選挙のせいで(韓国)国民の神聖な票を盗賊した巨大な悪の勢力が韓国を揺るがしている」と非難した。

また、最高裁が選挙無効訴訟を棄却し、これを放置した点を強く批判した。彼は「裁判所と選管委が一つになって不正選挙が起きている」とし「不正選挙の実体を国民皆に知らせ、不正選挙で当選した偽の国会議員を捜し出さなければならない」と促した。続けて「今回の討論会を契機に不正選挙の実体が全て明らかになるだろう」と強調した。

一方、選管は先月、説明資料を通じて「選挙不信を助長する不正選挙疑惑提起は社会統合を阻害し、選挙正当性を毀損して民主主義制度を威嚇する」とし「根拠のない主張」と反論したが、明確な証明がなく疑惑は完全に解消されていない。
 
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