尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領は、ニュージーランドのクリストファー・ラクソン首相と首脳会談を行い、両国関係を「21世紀パートナー関係」から「包括的戦略パートナー関係」に格上げすることにした。
尹大統領とラクソン首相は4日、龍山(ヨンサン)大統領室庁舎で開かれた首脳会談で、ニュージーランドの韓国戦争参戦で始まった両国の友好関係が多方面に強化されていることを評価した。特に最近10年間、両国の貿易が約2倍増加したことに注目し、より多くの協力機会を模索できる余地があるという点に同意した。
両首脳は首脳会談と昼食を終えて「大韓民国-ニュージーランド間共同声明」を採択した。また △両国外交部間の経済安保対話の開催 △二重課税防止協定の改正交渉の持続 △民間主導の宇宙産業協力の強化 △国家災難管理機関間の協力強化 △北朝鮮の核・ミサイル開発と露北軍事協力糾弾 △北朝鮮内人権増進協力などでも意見が一致した。
ラクソン首相の今回の訪韓は、昨年11月の就任後初の訪韓であり、ニュージーランド首相の9年ぶりの訪韓だ。ラクソン首相は同日から1泊2日間、国立顕忠院への献花、非武装地帯(DMZ)訪問、韓悳洙(ハン・ドクス)首相との会談、ロッテ研究開発(R&D)センターを訪問する予定だ。
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