韓国の京畿道華城(キョンギド・ファソン)のリチウム電池工場で発生した火災がようやく鎮火した。
消防当局は24日午前10時31分頃、京畿道華城にあるアリセル工場で発生した火災を25日 午前8時48分頃、完全に鎮火したと明らかにした。火災発生から22時間がかかった。
消防当局は24日午後11時基準で、死亡者22人の国籍は中国が18人、ラオスが1人、韓国が2人、未確認が1人だと発表した。
リチウムバッテリーの爆発で始まった火災は4時間以上経った午後3時頃に勢いが収まったが、内部に孤立した20人を越える労働者はすでに命を失った後だった。消防当局は同日、火事が発生したアリセル工場3棟に対する内部捜索を始め、熱傷によって死亡した遺体を確認した。
火災が起こった第3棟2階は1185平方メートル規模であり、ここには直径30センチメートル、高さ45センチメートルなどさまざまなサイズの円筒形リチウム電池5万5千個が保管されていたという。
今回の火災で計22人が死亡した中、外国人労働者1人が行方不明の状態である。消防当局は残りの行方不明者1人を探すための手続きに突入した。
消防当局は救助人員と救助犬2匹を投入するなど捜索作業に総力を傾ける予定だ。行方不明者が死亡状態で発見されれば、死亡者は23人に増える。
一方、京畿南部警察庁は火災原因などを調べるため捜査本部を編成し、火災当時、スプリンクラーと非常ベル作動など消防安全ルールが順守されていたかも確認する方針だ。
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