与党「国民の力」の韓東勳(ハン・ドンフン)非常対策委員長が、第22代国会議員選挙の惨敗に対する責任で非常対策委員長職を辞任する。
韓委員長は11日午前11時、汝矣島(ヨイド)党本部で4・10総選挙関連の立場を発表し「国民の考えを峻厳に受け入れて私から深く反省する」とし、「選挙結果に対するすべての責任を取って非常対策委員長の職から退く」と辞任を表明した。
彼は「民心はいつも正しい。国民の選択を受けるには不十分だった我が党を代表し、国民に謝罪申し上げる。国民の考えを峻厳に受け入れて私から深く反省する」とし、「野党を含めてすべての当選者にお祝い申し上げる。国民の意思に沿った政治をお願いしたい」と明らかにした。続けて「共に熾烈に戦い、応援してくださった同僚市民の皆さん、愛する党員同僚の皆さん、当選することができなかった我が党の候補に慰労と感謝の言葉を差し上げる」と付け加えた。
韓委員長は「我々が国民に示した政治改革の約束が中断されることなく実践されること願う。どうすれば国民の愛を取り戻せるか悩みたい」とし、今後の歩みについては「特別な計画があるわけでなく、どこで何をしていても国のことを心配して暮らす」と明らかにした。
総選挙敗北原因には「国民の心をつかむことができなかったからだと思う。その責任はひとえに私にある」と述べた。
中央選挙管理委員会によると、この日午前10時30分基準で全国投票所で4・10総選挙の開票が終了した中で、共に民主党と比例衛星政党である共に民主連合は175席(地方区161席・比例代表14席)、国民の力と比例衛星政党である国民の未来は108席(地方区90席・比例代表18席)を得た。
一方、韓委員長の辞任発表に先たち、大統領室の李寛燮(イ・グァンソプ)秘書室長と成太潤(ソン・テユン)政策室長をはじめ、首席秘書官級以上の参謀たちが11日の総選挙結果に対する責任を負って、尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領に辞意を表明した。韓悳洙(ハン・ドクス)首相も口頭で辞意を表明したという。
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