[CES 2024] ビューティー・流通企業も「AIファースト」···ロレアル・ウォルマートも革新サービスを公開

【图片来源 韩联社】
[写真=聯合ニュース]

世界1位のコスメ・流通企業であるロレアルとウォルマートが米ラスベガスで開催されている「CES 2024」で生成AI(人工知能)を活用した革新サービスを公開した。

9日(現地時間)、ロレアルのニコラ・イエロニムスCEOはキーノート(基調演説)で世界37ヶ国から集めた10PB(ペタバイト)規模のビューティーデータで学習した生成AI「ビューティージーニアス」を披露した。ビューティージーニアスは、利用者が肌の色調と状態に合う最適な化粧品と管理法を探してくれるAI秘書だ。ニコラ・イエロニムス氏は「ロレアル顧客の7割があまりにも多くの化粧品のせいで最適の商品を探すのに困難を経験している」として「ビューティージーニアスが友人と商品販売員の代わりに最適の化粧品を探してくれるだろう」と紹介した。

例えばビューティージーニアスに「11時間を越える飛行の末にラスベガスに到着した」と言えば「重要な日には強力で自信のある表現をした方が良い」と答え、最適の化粧品と使い方を盛り込んだ動画を推薦する。ユーザーがもう少し具体的な情報を要求すれば、アイセラムと日焼け止め、保湿用ヒアルロン酸化粧品、ウォータークリームなどをどのように配合して使用しなければならないかなどを教えてくれる。

業界ではビューティー産業に技術を結合した「ビューティーテック」に多くの関心を持つロレアルが生成AIで事業領域を拡張するのは自然な歩みだと評価した。この日、ロレアルは根元カラーリングに特化した染色機「カラーソニック」を一緒に公開した。これはAI基盤の「ディープフェイク」技術を活用して自分の髪色がどのように変わるか染色前にあらかじめ確認することができるのが特徴だ。
 
写真=亜洲経済
[写真=亜洲経済]

ウォルマートのダグ・マクミロンCEOも「生成AIを積極的に活用してウォルマート顧客のショッピング経験を革新する」と強調した。今年第1四半期中にウォルマートアプリとホームページ商品検索に生成AIを適用し、これを活用した対話型ショッピングとバーチャル試着体験(サイバーフィッティング)サービスを提供する。

特にウォルマートは流通関連データ・ノウハウがあるだけで、生成AI技術とこれを運営するためのクラウドインフラが不足しているだけに、問題を解決するためにマイクロソフトと協力することにした。

マイクロソフトのサティア・ナデラCEOはこの日、キーノートにサプライズ登板し「生成AI拡散のためにウォルマートと全方位的な協力をすることにした」と述べ、「生成AIによって誰もがAI秘書に助けられ、あらゆる企業が顧客経験向上のために生成AIを導入するだろう」と見込んだ。

このようなロレアルやウォルマートの動きをめぐって、専門家らは伝統産業に集中する韓国企業も生成AIによる変化に生き残るための戦略を繰り広げる必要があると強調する。

ITコミュニケーション研究所のキム・ドクジン所長は、「ロレアルとウォルマートの生成AI革新はおよそ10年にわたって投資した結果であるだけに、韓国の企業も着実に産業特化のデータを確保し生成AI技術を開発してこそ競争で遅れを取らないだろう」と助言した。
 
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