[CES 2024] 米ラスベガスから革新を学ぶ…「カジノシティ」から先端産業・スポーツ拠点へ

【图片来源 韩联社】
[写真=聯合ニュース]

今年のCESが米ネバダ州ラスベガスで1月9日(現地時間)から12日までの4日間にわたって開かれる。

米国を代表する「カジノシティ」ラスベガスにはCESと共に観覧客が必ず行かなければならない名所がもう一ヵ所できた。昨年9月にオープンした新たなコンサート会場「スフィア」(Sphere) だ。 「球、球体、地球儀」という意味の超ハイテクコンサート会場「スフィア」 は、米スポーツエンターテインメント企業のマディソンスクエアガーデンカンパニーが7年間で23億ドル(約3兆ウォン)を投入して完成された。高さ366フィート(約112メートル)、床の直径157メートルの巨大な球体型であるスフィアは、外壁のスクリーン面積だけでもサッカー場2つ半の規模(5万4000平方メートル)に達するという。去る7月、スクリーンの点灯がスタートして以来、アメリカ国旗や花火、眼球やバスケットボールなどを映し出し、世界的な注目を集めてきた。

特にCES期間には参加企業の新製品ティージング(予告)動画を送出する。スフィアの周辺では、常に数百人の観覧客がラスベガスの新しいランドマークになった球体型デジタルサイネージを背景に自撮りに余念がない。

1905年、人口100人余りの小さな村だったラスベガスは、カジノ事業が合法化され、成長した。「シンシティ(罪の都市)」という異名を得たのもこの時だ。1970~80年代に入ってアジアマカオ、ヨーロッパモナコなどがカジノ事業の宗主の座を脅かすと1978年冬CESを初めて誘致し、遊興の都市からMICE(会議・旅行・コンベンション・展示)の都市に変化を図った。

変化は成功した。CESによってこれまでラスベガスを訪れた観覧客は約500万人に達し、約8兆ウォンの経済効果を創出したと推算される。ネバダ州砂漠の真ん中にある人口66万人余りの大都市が成長を続けることができた秘訣だ。

ラスベガスではCES規模のイベントが毎月開催される。カジノとMICEを越えてスポーツ・エンターテインメント事業を展開しているのだ。その成果が可視化されたのが昨年11月に開催した「F1グランプリ」である。世界最大のモータースポーツ競走を誘致することで、3日間で30万人の観光客を誘致し、約1兆6000億ウォンの経済効果を創出した。

ラスベガスの革新は世界が注目しており、呉世勲(オ・セフン)ソウル市長や韓国の自治体首長らも観光‐MICE-スポーツが有機的に連結されたCESとラスベガスの革新成長方程式を学ぶため、毎年初めに米国現地を訪れている。
 
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