​SKエコプラント、慶州に二次電池リサイクル工場建設へ

[写真=​SKエコプラント]
[写真=​SKエコプラント]

SKエコプラントが韓国初の二次電池リサイクル工場を慶州(キョンジュ)に構築する。
 
SKエコプラントと慶尚北道、慶州市は最近、慶尚北道庁で「慶州二次電池リサイクル事業」推進のための3者間投資了解覚書(MOU)を締結したと10日、明らかにした。 
 
協約により、SKエコプラントはバッテリー生産過程で発生するスクラップ(不良品)と回収された二次電池を破·粉砕してブラックマス(Black mass)を作り、ここで二次電池核心原材料であるニッケル、コバルト、リチウムなどを抽出する処理施設を構築する計画だ。 慶尚北道と慶州市は産業団地敷地および基盤施設確保、事業許認可支援などに積極的に協力することにした。
 
慶州市江東産業団地内に建設される慶州工場は、SKエコプラントが国内に構築する初の二次電池リサイクル工場だ。 二次電池リサイクルは前·後処理施設で構成され、今回の工場は両工程を全て備える計画だ。 
 
前処理工程を通じて廃バッテリーを含む陽極材・陰極材スクラップを物理的に安全に破·粉砕し、バッテリー原料抽出前段階であるブラックマスを抽出する。 2026年に処理施設が整えば、年間1万トン(t)のブラックマスを処理できる。 全国経済人連合会によると、昨年基準でのバッテリー主要鉱物に対する韓国の中国依存度は80%をはるかに上回る。 二次電池リサイクル産業が鉱物生産国に跳躍するゲームチェンジャーになりうるという分析も出ている。
 
SKエコプラントは、後処理工程で独自開発した溶媒抽出工程で競争力を強化する計画だ。 低コスト高純度希少金属回収のための溶媒抽出と高効率·環境にやさしい次世代金属回収など技術内在化に真っ最中だ。 
 
SKエコプラントは慶州を二次電池素材国産化メッカに構築し、回収した希少金属をバッテリー元素材として供給、活用するなど、完結的な循環体系(Closed Loop)を実現する方針だ。 近隣に位置する二次電池素材企業との協力も推進する計画だ。 SKエコプラントは今年3月、エコプロとリサイクル原料を供給する了解覚書を締結した。
 
SKエコプラントは現在、子会社のテス(TES-AMM)と北米廃バッテリーリサイクル専門企業のアセンドエレメント(Ascend Elements)を通じて23ヵ国・50拠点を保有するなど、グローバル廃バッテリー回収網を完備した。
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