韓米が21日0時、「乙支フリーダムシールド(UFS、自由の盾)」合同軍事演習を開始した。
今回のUFSは定例の合同軍事演習であり、 去る16~18日、事前練習である危機管理演習(CMX)を経てこの日突入した本演習は31日までに大幅に拡大された野外機動訓練などで韓米同盟の対応能力を強化し国家総力戦遂行能力を高めることになる。
韓米は過去、「北朝鮮の局地挑発→全面戦争遂行」の順に定型化し、危機高まる流れだけを想定していたシナリオを今回全面改編したという。
今回のUFS期間には2019年以降縮小された連合野外機動訓練を大幅に拡大して施行する。2017年以後6年ぶりに全国民が参加し23日に施行される民防衛訓練も官·軍参加規模が拡大される。
韓国政府の関係者は「2017年UFG(乙支フリーダムガーディアン)以後5年ぶりの2022年UFS時、政府機関の展示指揮所展開は再開されたが、行安部主管民防衛訓練は施行されなかった」と話した。
今回の訓練は1部(21~25日)、2部(28~31日)に分けて施行されるだけに、陸・海・空軍、海兵隊だけでなく在韓および米本土宇宙軍も参加する。また、国連軍司令部の加盟国であるオーストラリア、カナダ、フランス、英国、ギリシャ、イタリア、ニュージーランド、フィリピン、タイなども参加し、中立国監督委員会は休戦協定によって練習遂行過程を確認する計画だ。
一方、北朝鮮はUFS期間、官営・宣伝メディアを動員して猛非難を浴びせると同時に、実際の武力挑発に乗り出すと予想されるなか、韓国軍は、北朝鮮の弾道ミサイル発射などの挑発に対応し、対北朝鮮監視および態勢を強化する計画だ。
国家情報院は17日、国会情報委員会で北朝鮮が韓米日首脳会議または韓米合同演習を狙って大陸間弾道ミサイル(ICBM)発射など多様な種類の挑発を準備していると明らかにした。
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