「3高時代」サムスン、来月にグローバル戦略会議の稼動…SK・LGも経営環境点検

[「3高時代」サムスン、来月にグローバル戦略会議の稼動…SK・LGも経営環境点検]


 
サムスン電子、SK、LGなど韓国の主要企業が上半期の経営戦略会議を開き、グループの主要懸案と国内外の経営環境の点検に乗り出す。最近、高金利・ウォン安ドル高・物価高で、国内外の不確実性が高まり、経営環境が大きく悪化した状況を点検する一方、最近、相次いで発表した大規模な投資計画を綿密に準備し、未来の成長動力を確保するためだ。最近、サムスン電子をはじめ、韓国の主要大企業は今後5年間、計1000兆ウォンを超える国内外の投資計画を相次いで発表した。
 
29日、財界によると、サムスン電子は来月末、グローバル戦略会議を開催する予定だ。サムスンはグローバル戦略会議を毎年6月と12月、二回開催し、国内外の取締役レベルが一堂に会し、事業部門別の業況を点検し、新成長動力策と事業計画について意見を交換する。
 
今回の会議にはDX(デバイスの経験)事業部門長のハン・ジョンヒ副会長とギョン・ギェヒョンDS(デバイスソリューション)部門長など、主要経営陣と取締役、海外法人長、マーケティング担当者などがオン・オフラインで出席する予定だ。
 
DX部門とDS部門はそれぞれ別に会議を開き、市場環境を点検し、マーケティング戦略などを話し合うものとされている。DX部門ではロシアのウクライナ侵攻の事態と中国の主要都市封鎖の長期化により、原材料価格と物流費が急騰した中、下半期の国内市場状況も不透明なだけに、これに対する対応策が扱われる見通しだ。
 
DS部門では米国テキサス州テイラ群のファウンドリ工場着工の進行状況や「システム半導体ビジョン2030」推進状況を点検し、メモリー半導体の超格差の維持や業況の変動による対応戦略を話し合うものと観測される。最近、Dラムやナンドフラッシュの価格の下落傾向が需要低迷の影響で、下半期まで続くという展望から、今後の状況を点検するものとみられる。
 
SKグループも6月、拡大経営会議をする準備しているという。SKグループの拡大経営会議は毎年6月、崔泰源(チェ・テウォン)SKグループ会長とグループ系列会社の最高経営者(CEO)など30人余りが集まって、グループのビジョンと経営現況などを議論する定例会議だ。
 
今回の会議では、崔会長が強調してきた経営哲学である「ファイナンシャル・ストーリー」とESG(環境・社会・支配構造)経営事例などが論議されるものとみられる。ファイナンシャル・ストーリーは、売上と営業利益など従来の財務成果だけでなく、市場が魅力的に感じられる目標と具体的な実行計画を描いた成長ストーリーをいう。これを通じ、顧客や投資者、市場など利害関係者たちの信頼と共感を引き出すSKグループの代表経営戦略だ。
 
会議は当初、6月下旬に開かれる予定だったが、崔会長の海外出張などで日程を再調整しているという。
 
LGは今月30日、LG電子・HE事業本部を皮切りに、約一ヵ月間、「戦略報告会」を開く。具光謨(ク・グァンモ)(株)LG代表と系列会社の経営陣は事業・技術・顧客ポートフォリオなど、中長期的な事業戦略を議論する予定だ。先立って、LGは系列会社別の投資計画を蝕合し、5年間、国内に106兆ウォンを投資すると発表した。
 
具代表は会議で、各系列会社がまとめた分野別の戦略案を経営陣と深く議論し、中長期的投資や採用も計画通りに実行できるように強く督励する予定だ。
 
現代自と起亜は7月、海外法人長会議を開き、市場別戦略やグローバル戦略を再点検するという。海外法人長会議は毎年上・下半期に各社のCEOの主宰で開かれ、地域本部長らと販売、生産法人長らが出席する。
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