[CES 2022] 「テレビ戦争」・・・LG「世界最大サイズのOLED」 vs サムスン「オーダーメード型スクリーン」

[写真=サムスン電子]


サムスン電子とLG電子が米ラスベガスで開かれる世界最大規模のテクノロジー見本市「CES 2022」で、新製品のテレビで対決する。両社はそれぞれ異なる製品群でフォームファクター(外形)を多様化し、差別化するという戦略だ。

業界によると、LG電子は4日に国内懇談会を開き、22年型LG有機発光ダイオード(OLED)テレビのラインナップと今年の自発光テレビ事業戦略を発表した。同日のイベントで提示した新製品は、CES 2022で披露される予定だ。ただ今回のブースコンセプトによって、現場のオンライン展示で製品を確認することができる。

特にOLEDテレビを主力に42型から55型、65型、97型などフォームファクターを多様化し、観覧客の目を引く見通しだ。LG電子は今回のイベントで、世界最大の97型と世界最小の42型OLEDテレビの新製品を同時に披露する。これを通じて超大型視聴経験を望むプレミアム需要はもちろん、セカンドテレビやゲーミング需要を積極的に攻略する。

LG OLED evoは、昨年のモデルに比べてより鮮明な画質を誇る新製品を発表する。向上したLG電子独自の映像処理技術を適用して機能を向上させた。また、OLED evoのラインアップも従来の1シリーズ3つのモデルから、2シリーズの11モデルへと大幅に拡大する。

OLEDテレビだけでなく液晶表示装置(LCD)テレビまで、現存するテレビディスプレイ技術を幅広く活用し、テレビのフルラインナップを紹介する予定だ。特に韓国の国内で大きな人気を集めたLGスタンバイミーは、今年から海外市場に領域を広げる計画だ。またLCDテレビでもプレミアムの地位を固めていく。

一方、サムスン電子はOLEDテレビではなく △マイクロLED △ネオ(Neo)QLED △ライフスタイルテレビなどを中心に「オーダーメード型スクリーン」という戦略の下で製品を公開する。サムスン電子が今回のCESでコロイド状量子ドット(QD:Quantum Dot)-OLEDテレビを公開しないことを決めたからだ。市場では、QD-OLEDテレビを皮切りに、サムスン電子がOLEDテレビ市場に本格的に参入すると予想している。

今回のCES2022では、すでに発売されたマイクロLED110型に続き101型と89型の2モデルを初めて公開する。特に2022年型マイクロLEDは △別途の工事なく手軽に設置 △圧倒的な大画面の価値を高める「アートモード」と「マルチビュー」機能 △より強力になったサウンドシステムなどを特徴とする。

さらにNeo QLEDは、画質やサウンド、スマート機能などテレビの重要要素をより強化した。「インホームアクティビティ(In-Home Activity)」に最適化したユーザ経験も提供する。それだけでなく、サムスン独自の画質エンジンである「ネオ・クォンタム・プロセッサー(Neo Quantum Processor)」を改善し、映像の立体感と実在感を極大化する技術を大挙導入した。
<亜洲日報の記事等を無断で複製、公衆送信 、翻案、配布することは禁じられています。>
기사 이미지 확대 보기
경북 포항시 경북 포항시
닫기