2026. 05. 13 (水)

サムスン電子の労使交渉決裂…全面スト時には「最大30兆ウォン規模」被害予想

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[写真=聯合ニュース]

サムスン電子の労使交渉が決裂し、21日から全面ストライキの現実化が高まる中、最大30兆ウォンに達する被害が発生する可能性があるとの見通しが出た。

13日、サムスン電子の労使は、11日から12日にかけて開催された中央労働委員会の事後調整で最終的に合意点を見つけられず、労組側は交渉決裂を宣言した。

業界の専門家は、半導体プロセスが24時間連続稼働を前提に設計されているため、生産ラインが停止すると単なる生産の遅れを超えて、歩留まりの低下やプロセスの再安定化コストも同時に発生すると分析している。特に微細工程ほど再稼働の過程で品質の安定化に時間がかかり、損失規模が拡大する可能性がある。

生産の遅れは売上の減少に直結する。サムスン電子の半導体事業部の売上構造を考慮すると、ストライキが長期化した場合、数兆ウォン規模の売上損失は避けられないとの分析がある。さらに、顧客の納期遅延が重なると、グローバルなサプライチェーンにも影響を及ぼす可能性がある。

特に人工知能(AI)半導体や高帯域幅メモリ(HBM)の需要が急増している状況で、生産に支障が出た場合、競合他社へ需要が移る可能性も指摘されている。これは短期的な損失を超えて、市場シェアの低下につながる要因となる。

ストライキが長引く場合、間接的な被害も拡大する可能性がある。協力会社の稼働率低下と装置・素材供給の遅延が連鎖的に発生し、半導体エコシステム全体に影響を及ぼす可能性があるとの指摘がある。韓国の輸出における半導体の占める割合を考慮すると、国家経済にも負担となる可能性がある。

市場では今回の事態が単なる労使対立を超えて、投資心理にも影響を与える可能性があると見ている。グローバルな顧客が供給の安定性を理由に取引先を多様化する場合、中長期的にサムスン電子の半導体事業の競争力にも負担がかかる可能性があるとの分析だ。

半導体産業の特性上、一度揺らいだ生産信頼を回復するには長い時間がかかるため、今回のストライキは単なるコスト問題ではなく「市場地位リスク」につながる可能性が高いと憂慮する声も多い。
 
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