2026. 10. 21 (水)

セルトリオン、「ラムシマ」が日本で先発品を抜きシェア1位に

  • アジア・中南米へグローバル領土を拡大

Celltrions headquarters in Incheon Courtesy of Celltrion
[写真=セルトリオン]

バイオ医薬品企業のセルトリオン(Celltrion)が、日本をはじめとするアジアおよび中南米の主要市場で高い市場シェアを確保し、グローバル事業の成長軸を急ピッチで拡大している。現地に最適化した営業戦略と直販(直接販売)インフラが実を結んだ形だ。

日本市場、「インフリキシマブ」処方シェア1位を達成セルトリオンは20日、自己免疫疾患治療薬「ラムシマ」(一般名:インフリキシマブ)の日本市場におけるシェアが今年7月基準で48%を記録し、先発医薬品を抑えてインフリキシマブ処方市場で1位を獲得したと発表した。伝統的な製薬企業中心の保守的な構造や高い参入障壁を持つ日本市場において、現地パートナーシップと直販体制を組み合わせた独自の営業戦略が奏功した格好だ。

また、日本国内では抗がん剤の成果も際立っている。「エルジュマ」(一般名:トラスツズマブ)と「ベグゼルマ」(一般名:ベバシズマブ)は、それぞれ78%と64%の高いシェアを記録し、強固な市場支配力を維持している。

アジア・中南米の主要国でも首位を疾走他のアジア諸国においても主力製品の競争力が証明されている。今年第1四半期基準で、ラムシマはシンガポール(93%)、香港(84%)、タイ(78%)、マレーシア(72%)など主要各国の市場で軒並み1位を記録した。「トルキシマ」(一般名:リツキシマブ)もシンガポール(93%)やタイ(78%)で首位に立ち、エルジュマはマレーシア(51%)とタイ(42%)で確固たる地位を築いている。

中南米最大の医薬品市場であるブラジルでは、ラムシマが現地民間市場で約60%のシェアを占め、処方を主導している。コスタリカではラムシマとトルキシマがそれぞれ100%に近いシェアを示し、エクアドル、ドミニカ共和国、パラグアイなどでも主要製品群が80%を超えるシェアを確保した。

後続製品の投入を加速し、グローバル成長軸を多角化セルトリオンは、アジアと中南米地域で収めたこうした販売実績は、グローバル直販インフラの拡大戦略による成果であると説明した。すでに構築された現地販売網と既存製品の高い市場シェアをバネに、高収益の後続製品へとポートフォリオをさらに拡張する方針だ。

日本市場においては、来年「ラムシマSC」の発売を予定している。タイでは、慢性特発性じんま疹・アレルギー性ぜんそく治療薬「オムリクロ」(オマリズマブ)や骨疾患治療薬「ステボクロ」(デノスマブ)の発売を推進中だ。マレーシアとシンガポールでは「ステキマ」の発売準備を進めており、中南米でも後続製品の投入および公的機関の入札への参加を積極的に拡大していく計画である。

セルトリオンの関係者は「米国や欧州に続き、アジアや中南米の主要国でも高い市場シェアを確保できたことは、当社の製品競争力とグローバル販売戦略が実質的な成果につながっていることを示している」とし、「すでに築き上げた現地販売インフラを活用し、新製品の発売を加速化させることで、継続的な売上成長と収益性の拡大を実現していく」と強調した。
 
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