2026. 10. 09 (金)

IBK企業銀行、94億円の金融事故を公表した企業の財務状況が悪化

  • 2024年に40億円の黒字から昨年197億円の純損失に転換

IBK企業銀行の全景
IBK企業銀行の全景 [写真=IBK企業銀行]
IBK企業銀行が94億4000万円規模の金融事故を公表した電力半導体企業の財務状況が大きく悪化したことが明らかになった。該当企業は昨年約197億円の純損失を記録し、信用格付けも低下した。企業銀行は過去に金融事故が発生した企業の経営陣の経歴を十分に検証せず、事故発生後も融資の取り扱い手続きに問題がないと判断したため、融資審査と事後管理の適正性が問われている。

8日、国会の正務委員会に所属する新東旭国民の力議員が企業銀行から提出された資料によると、企業銀行は昨年8月20日に電力半導体企業A社に関連して94億4000万円規模の金融事故を公表した。事故に関連する金額は、融資などの貸出74億4000万円と株式投資20億円で構成されている。

企業銀行の内部報告書によれば、A社の当期純利益は2024年に約40億円から昨年約197億円の純損失に転換した。同期間の売上高も368億円から351億円に減少した。信用格付けは2024年にAA-から今年はBB+eに低下したと記載されている。

A社の代表は財務諸表の改ざんや虚偽の税計算書の提出などを通じて韓国産業銀行の施設資金を詐取した疑いで警察の捜査を受けている。ただし、関連する疑いはまだ捜査段階で確定していない。

企業銀行の審査過程も問題視されている。A社の代表は2017年に輸出価格と取引実績を水増しした詐欺行為が発覚したB社の社長を務めていた人物である。企業銀行は当時B社の株式4.53%を保有し、約200億円のリスクエクスポージャーを持っていた。

企業銀行は2024年のA社投資分析報告書に該当代表のB社での経歴を明記しているが、過去に在籍した企業の金融事故や経営歴は別途確認していなかった。むしろ報告書には代表の技術力や量産経験などを肯定的に評価した内容が含まれていた。当時のA社の売上と営業利益の増加も主要な投資根拠として示された。

金融事故発生後の自己点検結果も論争を呼んでいる。企業銀行は昨年9月4日に外部監査の意見が適正であり、公表資料と銀行のコンピュータ資料の数値が一致していることを根拠に、融資の取り扱い手続きに特異事項はないと判断した。一方、株式投資20億円の審査と執行過程については別途点検を実施していなかった。

ただし、金融事故の公表額が実際の損失額を意味するわけではない。企業銀行の内部資料には、点検時に関連する貸出と投資資産が正常取引中であると記載されている。今後の捜査結果や企業の財務状況などにより、実際の損失規模が変わる可能性がある。

新議員は「代表の過去の経営歴の検証から金融事故発生後の自己点検まで、欠陥が明らかになったため、企業銀行の融資・投資審査と事故後の点検過程全般の内部統制・管理責任を今回の国政監査で徹底的に問いただす」と述べた。



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