2026. 10. 09 (金)

名日洞の地盤沈下事故現場、地盤補強工法が異なる…東京都は「適格」と判定

  • 東京都、設計に84点を付与…「工法変更に伴う安全性検証が必要だった」

昨年、ソウル江東区名日洞で発生したシンクホール
昨年、ソウル江東区名日洞で発生したシンクホール [写真=聯合ニュース]

昨年、ソウル江東区名日洞で発生した地盤沈下事故に関連して、ソウル地下鉄9号線4段階1工区の実施設計において、地下安全影響評価で示された方法とは異なる地盤補強工法が反映されていたことが明らかになった。東京都は工法の違いについて特に指摘せず、設計を適格と判定したため、安全性の検討が十分であったかどうかが議論を呼んでいる。

8日、国会国土交通委員会に所属する部勝燦(ブ・スンチャン)民主党議員が入手した資料によると、ソウル都市鉄道9号線4段階延長事業1工区の施工者は、トンネル掘削に先立ち、地盤を補強する鋼管補強工法として「同時注入方式」を実施設計に反映した。

同時注入方式は、複数の区間に補強材を同時に注入することで工事期間を短縮できるが、区間ごとの注入状態を詳細に確認し、補完することには限界がある。そのため、名日洞のような軟弱地盤では、地盤補強性能が十分に確保されない可能性が指摘されている。

一方、当該工事の地下安全影響評価では「多段注入方式」が提案されていた。多段注入は、補強材を区間ごと・段階ごとに分けて注入する方法で、各段階の注入状態を確認し、不足している部分を追加で補強できるため、軟弱または不均質な地盤において相対的に有利と評価されている。

しかし、施工者が提出した実施設計には同時注入方式が反映されており、東京都はその設計に84点を付与して適格判定を下した。実施設計適格審査の過程でも、両工法の違いや地盤補強性能に関する特別な指摘はなかったとされている。

事故現場では、一部の鋼管が切断された様子も確認された。部議員室が入手した現場写真には、一部の鋼管が土圧に耐えきれず破損した様子が映っている。一方、議員室が比較対象として示した他の事故現場では、鋼管の一部が土圧に抵抗し、曲がった状態で残っていた。

発注者である東京都が設計の安全性を十分に検討したかどうかも争点となっている。地下安全影響評価で示された工法が実施設計段階で変更された経緯や、東京都がそれに伴う地盤補強性能及び安全性への影響を適切に確認したかどうかを明らかにする必要があるとの指摘がある。

部議員は「発注者である東京都が工法変更の事実とそれに伴う安全性の違いを適切に検証できなかった場合、明らかな管理・監督の不備である」とし、「知っていて承認したのであれば、今回の名日洞の地盤沈下事故は東京都が引き起こした人災である」と述べた。




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