2026. 10. 06 (火)

セルトリオン、米市場でオマリズマブBS「オミリクロ」を発売…主要成長製品へ育成へ

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[写真=セルトリオン]

韓国の大手バイオ医薬品企業セルトリオン(Celltrion)は6日、慢性特発性じんましんおよびアレルギー性ぜんそく治療薬「オミリクロ(Omlyclo、成分名:オマリズマブ)」を米国市場に投入したと発表した。米国市場において初となるオマリズマブのバイオシミラー(BS)であり、発売と同時に大手処方薬管理会社(PBM)の処方集への登載も取り付けるなど、初期の市場拡大に向けた強固な基盤を固めた形だ。

セルトリオンによると、オミリクロの卸売価格(WAC)は先行バイオ医薬品(オリジネーター)に比べ約15%低く設定された。規格は75mg、150mg、300mgの3つを揃え、臨床現場の多様なニーズに対応する。

同剤は昨年3月、米食品医薬品局(FDA)からぜんそく、鼻ポリープを伴う慢性副鼻腔炎、慢性特発性じんましん、IgE媒介性食物アレルギーなど、先行品が米国で保有する全適応症の承認を獲得している。さらに、相互代替性(インターチェンジャブル)の地位も確保しており、関連する州法や保険方針の要件を満たせば、薬局の段階で先行品からの切り替えが可能となる。

特に、発売と同時に米大手PBMであるオプタム(Optum)の民間保険処方集において「優遇医薬品(Preferred)」として登載された。米国市場においてPBMの処方集登載は、保険償還と患者アクセシビリティを左右する極めて重要な要素である。セルトリオンは他の大手PBMとも協議を進めており、一部は契約締結の最終段階に入っているという。

セルトリオンは、欧州市場ですでに実証されたオミリクロの初期浸透の勢いを、そのまま米国市場にも持ち込む構えだ。現在、欧州26カ国で販売されており、スペインでは今年7月時点で市場シェア90%を突破。デンマークでも国家入札の受注を背景に、年末までに98%水準に達すると予測されている。

米国においては、これまでに構築してきた直販体制および営業・流通ネットワークを活用して処方拡大を図る。同社はすでに血圧がん治療薬「トルキシマ(Truxima)」や自己免疫疾患治療薬「インフレクトラ(Inflectra)」などで米国市場での足場を築いており、後発品である「ステキマ(SteQeyma)」や「ユプライマ(Yuflyma)」と合わせ、現地でのマーケティングノウハウを蓄積してきた。

米法人のキム・ボンジュンCEOは「オミリクロは米国初という先行者利益に加え、全適応症の獲得、相互代替性、3つの剤型による製品競争力を兼ね備えている」と強調。「迅速に追加のPBM登載を完了させ、オミリクロを米国における主要な成長製品へと育成していく」と明らかにした。
 
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