2026. 09. 10 (木)

大規模な政争に染まった定期国会、民生はどこに

宋承鉉 政治経済部 記者
宋承鉉 政治経済部 記者

先月1日に開催された本会議を皮切りに、李在明政権の発足後、2回目の定期国会が開会した。調整式国会議長が開会挨拶で述べたように、民生関連法案や来年度予算案の法定期限内の処理が急務であるが、国会はまだ民生を受け入れる準備が整っていないように見える。

何よりも、与野党がこの政権の2期人事聴聞会や各種立法案、800兆ウォン規模のスーパー予算案を巡って前哨戦を繰り広げるならば、第22代前半期国会が示したように、混乱が続き、政争に埋没し、民生が優先順位から後回しにされる姿が繰り返されることは、残念ながら当然の成り行きである。

最初に取り上げられたのは人事聴聞会である。民主党が『秋夕前に人事聴聞会を終了する』方針を掲げているため、民生ではなく人事聴聞会という大規模な政争が信号弾となり、定期国会が本格的に始まることになる。

先月30日に李大統領の2期内閣が発表された後、共に民主党と国民の力は人事戦争に全力で参戦している。特に国民の力は、金承源法務部長官候補者と容恵仁性平等家族部長官候補者に対する攻撃の手を強め、民主党もこれに対抗して本格的な聴聞会開始前から総力戦を繰り広げている。

民主党は、自党の議員である金候補者が関与した『新薬請託』や『公訴取消し集会』の疑惑について積極的に説明し、この政権の国政空白を最小限に抑える姿勢を示している。しかし、容候補者に関しては、党内でも『特恵』や『不公正』などの異論が出ており、意見が一致していない。

先月8・17の党大会で李大統領との関係性を強調していた金敏錫代表と宋永吉前代表も容候補者を直接言及するなど、党内でもこれを重大に捉えていることが明らかになった。

このような状況の中、国民の力も容候補者に続き、金候補者に対する攻撃の強度を高めており、人事聴聞会では大規模な集中攻撃を予告している。民主党が主張する『国政空白の最小化』のために、早急な人事聴聞会の終了後、2期内閣が発足することは当然である。しかし、党内でも信頼を得られない内閣が活動することになれば、野党の大規模な攻撃とこれを防ごうとする与党の緊張感が高まり、民生は再び後回しにされるだろう。

民生に直接的な影響を与える来年度予算案についても、与野党は政争のための強硬対立を続け、困難な協議が予想されるなど、民生は依然として優先順位から後回しにされている。

国民の力は、張東赫代表を中心に、政府が提示した史上最大の予算案を『ポピュリズム』や『金をばら撒く予算』と規定し、攻撃の手を緩めていない。特に国民の力は、先月8月時点で2ヶ月ぶりに3.1%を記録した消費者物価上昇率を根拠に、物価の急騰や税金の引き上げの可能性を指摘している。国民の力が来年度予算案に対して大規模に反発している以上、『民生のための予算』という趣旨に反して困難な処理過程が予想される。

ただし、予算案の合意処理に難航が予想されるのは、無条件に拒否を続けている国民の力だけの問題ではない。民主党も、院内過半数の議席を占める与党という特性を前面に出し、無条件に予算案の処理を進めようとし、対立の溝を深める一因となっている。

何よりも『厚顔無恥』や『スローガンではなく代案を持ってこい』と国民の力を刺激する発言を繰り返し、予算案処理のための与野党合意を迷宮に陥れている。

国民の代表である国会の存在理由は、与野党の利権争いや再任のための政争ではなく、民生である。自らの政治的利益のために民生を押しのける国会には、存在する理由も支持される名分もなくなる。早急に民生を最優先にし、健全な議論を続ける国会が戻ってくることを期待する。



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