2026. 07. 26 (日)

東京都心の新築アパート平均価格が初めて1億円を突破

  • 東京23区の平均1億4249万エン、神奈川も20%上昇

  • 建設費が5年間で30%上昇、供給は2000年の9万5635戸から昨年の2万1962戸へ

東京新宿のアパート写真ゲッティイメージバンク
東京新宿のアパート[写真=ゲッティイメージバンク]


日本の首都圏における新築アパートの平均価格が、今年上半期に初めて1億円(約9億800万円)を超えた。東京都心だけでなく、千葉や神奈川でも価格が大幅に上昇した。資材費や人件費の上昇に加え、供給の減少が重なり、開発業者が高い価格を得られる地域に事業を集中させるため、新築アパートの価格の高騰は当面続く見込みである。

朝日新聞は22日、日本不動産経済研究所が前日に発表した資料を引用し、今年上半期の首都圏新築分譲アパートの1戸当たり平均価格が前年同期比で13.1%上昇し、1億135万エンに達したと報じた。首都圏の上半期平均価格が1億円を超えたのは初めてである。

東京都心の新築アパートの平均価格は前年同期比で9.1%上昇し、1億4249万エンとなり、過去最高を記録した。千葉は56.8%急騰し8997万エン、神奈川は20.0%上昇し8346万エンであった。一方、埼玉は1.3%下落し6469万エンであった。平均価格は東京都心が最も高かったが、上昇率は千葉と神奈川がより高かった。特に千葉では、千葉市の海浜幕張や船橋市に建設されたタワー型アパートが人気を集め、平均価格を押し上げた。

新築アパート価格の上昇の主な要因として、資材費や人件費の上昇が挙げられる。日本建設業連合会によれば、最近5年間で建設費は平均約30%上昇した。データセンターの建設が増加する中で、電力・空調設備工事を担当する熟練人材が不足していることも建設費の負担を増大させている。建設費が上昇する中、開発業者は高い分譲価格を得られる都心や近隣の人気地域に事業を集中させている。松田忠志不動産経済研究所上席主任研究員は、高値でも売れる立地に用地を確保しようとするため、業者間の競争が激化し、土地価格が一層上昇したと説明した。

供給量も大幅に減少している。首都圏の新築アパート供給は2000年の9万5635戸から昨年の2万1962戸に減少した。今年上半期の供給量も前年同期比で64戸減少し7989戸にとどまった。上半期の供給量は3年連続で1万戸を下回り、コロナ19が拡大した2020年上半期の7489戸に次ぐ低水準であった。

開発業者は新規事業にも慎重な姿勢を示している。日本の不動産会社である住友不動産は5月の決算説明会で、建設費が低い時に建設したがまだ引き渡していないアパート6000戸を急いで売却せず、新規事業も厳選して進める方針を明らかにした。

高騰した分譲価格に合わせて差別化されたサービスを打ち出すアパートも増えている。東京建物は来年7月に東京荒川区に完成するアパートに、子どもの移動を支援する有料タクシーサービスを導入する。携帯電話を持たない子どもが利用する際にも、タクシー到着の事実がアパートのインターホンで伝えられるようにした。専有面積70㎡で部屋が3つある住宅の分譲価格は7900万エン台からである。

東急不動産が神奈川県相模原市に建設したアパートは、28階のラウンジに約400冊の本を備えた書架と食事を提供するカフェバーを設けている。分譲価格を下げるのではなく、共用施設とサービスを強化して商品性を高める戦略である。

日本不動産経済研究所は今後も高価格が続くと予測している。中東情勢が長期化し、資材価格が高水準に留まる場合、2027年以降のアパート価格をさらに押し上げる要因になると見ている。同研究所の松田上席主任研究員は「長期的に見て、新築アパート価格が下落する可能性は非常に低い」と述べた。





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