2026. 07. 14 (火)

[長期治療の拡大、保険金の増加] 通院141回、57件の診断書…軽傷者の長期治療はなぜ止まらないのか

  • 診断書の繰り返し提出による長期治療…制度の欠陥は依然として存在

  • 鍼灸治療費1人当たり108万円…西洋医学の3倍

写真=ジェミナイ
[写真=ジェミナイ]
2024年3月に交通事故で腰と膝の捻挫と診断されたA氏は、その後2年以上にわたり鍼灸院で通院治療を続けた。病院を訪れた回数は141回、発行された診断書は57件に達した。このうち34件は別途診療なしに診断書のみが発行されたことが明らかになった。

軽傷者の長期治療の適正を管理するためのいわゆる「8週ルール」の導入が遅れる中、現行制度では排除しきれない長期治療の事例が続いている。追加治療の必要性を客観的に判断する手続きが不足しており、治療が数ヶ月から数年にわたることがあり、自動車保険金の支払い負担も増大しているとの指摘がある。

13日、保険業界によると、大手損害保険会社4社の集計結果によれば、2023年1月から昨年上半期までに診断書を18回以上発行された軽傷者は8242人に達した。4週を超えて治療を受ける際に追加診断書提出を義務化した初年度である2023年には、18回以上診断書を発行された軽傷者は140人だった。その後、診断書を繰り返し発行されて治療を延長する事例が続き、累積人数が大幅に増加した。

監査院も類似の事例を指摘した。2023年1月の事故で12級3号の脊椎捻挫と判定されたB氏は、内容が類似した診断書を31回提出し治療期間を延長した。この過程で診療費145万5000ウォンが発生した。

保険業界は追加治療の必要性を客観的に審査する手続きが事実上存在しないことが長期治療が繰り返される原因として挙げている。現在、医療機関が追加治療が必要だと診断しても、保険会社がその適正性を別途検証することが難しい。診断書提出の有無のみを確認する現行の方式では長期治療を管理するには限界があるという。

国土交通省と金融当局は、8週を超えて治療を受ける軽傷者について、公的機関が追加治療の必要性を判断する「8週ルール」の導入を推進してきた。長期治療が必要な患者は保護しつつ、治療の必要性が不明確な診療は排除することを目的としている。

しかし、鍼灸業界は患者の状態や回復速度を反映せずに治療期間を一律に制限することに反発している。意見がまとまらず、制度導入も停滞している。

長期治療が続く中、鍼灸治療費の負担も増大している。大手損保4社の昨年の軽傷者1人当たりの平均鍼灸治療費は108万3000ウォンで、西洋医学の治療費35万5000ウォンの約3倍であった。

1回の来院で鍼・灸・カッピング・薬鍼・推拿など8種類の鍼灸施術のうち6種類以上を受けるいわゆる「セット請求」も増加している。昨年、4大損保の鍼灸通院治療費は8174億ウォンに達し、そのうちセット請求の治療費の割合は64.4%であった。

保険業界はセット請求の拡大が鍼灸治療費の増加要因の一つと見ている。しかし、鍼灸業界は患者の状態に応じて複数の治療を同時に行うことができ、複数施術だけで過剰診療と断定することはできないとの立場である。

保険業界の関係者は「現行の4週支払い保証手続きは診断書提出の有無のみを確認するだけで、追加治療の適正性を客観的に審査することが難しい」とし、「8週ルールは公的機関の医学的判断を経ることが核心である」と述べた。続けて「一部の医療機関を中心に長期治療が続いているため、実効性のある管理装置が必要である」と強調した。



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