2026. 06. 23 (火)

自動車保険の不正請求、漢方医療機関で7割が同一処方

  • A大手損保会社、調整事例72件を分析…漢方系医療機関が94%を占める

  • 入院料・漢方物理療法・薬鍼も繰り返し指摘…保険料負担の転嫁懸念

写真:チャットGPT
[写真:チャットGPT]
交通事故患者ごとに異なるべき漢方薬(煎じ薬)を、患者が変わっても同じものを請求した漢方医療機関が多数発覚した。最近、政府が療養・漢方病院の不法な患者誘致の慣行を厳しく取り締まる中、保険業界では自動車保険の漢方診療費請求構造全般を見直す必要があるとの声が高まっている。

22日、最近3年間のある大手損害保険会社の『自動車保険診療費現地確認審査』の調整事例72件を分析した結果、漢方医療機関に関連する事例が68件で全体の94.4%を占めた。医療機関別では、漢方医院が44件、漢方病院が24件であった。現地確認審査は、健康保険審査評価機関(審評院)が不当・過剰請求が疑われる病院を直接訪問し、診療記録や実際の治療の有無を確認し、誤って請求された診療費を減額または回収する事後措置である。

最も多く発覚した項目は煎じ薬であった。問題となった医療機関68か所のうち49か所(72%)で『容量と構成が同じ煎じ薬』を処方した問題が明らかになった。煎じ薬は患者の体質や痛みの程度に応じて異なるべきである。しかし、一部の機関は患者が変わっても同じ薬材と容量を繰り返し使用し、『工場型の大量生産的処方』との指摘を受けた。

李在明大統領が最近、一部の療養・漢方病院の不法な『ペイバック』慣行を強く批判したのもこれに関連している。ペイバックは病院が患者を集めるために治療費の一部を現金で返還したり、便宜を図る行為で、過剰診療を助長する原因とされる。李在明大統領は最近、X(旧Twitter)に「明らかに違法と思われるが、未だにこのような(ペイバック)行為が続いている」と是正措置を指示した。

偽入院を助長する『ナイロン患者』誘致手法による入院料の過剰請求も46件に達した。夜間に医師や看護師が不在の夜間医療人非常駐が30件で最も多く、患者が無断で外出・外泊した事例(10件)や看護人員基準未満(9件)が続いた。交通事故患者を無条件に入院させ、適切な管理が行われていない。

このほか、漢方医が直接行わない物理療法を請求(17件)したり、患者の症状を記録する診療記録の作成が不十分であった事例(27件)もあった。さらに、認証を受けていない施設で作られた薬鍼を使用したり、薬鍼に他の物質を混ぜて注射した疑いも確認された。このような不正請求により、該当の損保会社が回収すべき精算対象金額は2億8929万円に達したが、実際に回収された金額は1億1769万円にとどまった。

このような不当・過剰請求の慣行は、結局一般の運転者に影響を及ぼす。自動車保険は加入者が支払った保険料を財源としているため、一部の病院の倫理的な怠慢によって保険金が漏れれば、損害率が高まり、全体の加入者の保険料が上昇する。

保険業界関係者は「正当な治療は保障するが、煎じ薬・入院料・漢方物理療法のように現地確認審査で繰り返し調整される項目については審査基準と事後管理を強化すべきである」とし、「軽傷患者の8週を超える長期治療についても治療の必要性を確認する制度改善が早急に行われるべきである」と述べた。



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