2026. 05. 30 (土)

海底ケーブル技術流出問題:LS電線と大韓電線の対立、検察送致で長期化の兆し

  • 数年続く海底ケーブル技術の争い

  • 警察捜査後、民事・刑事訴訟の拡大は避けられない

LS電線の強化された海底ケーブル工場の写真
LS電線の強化された海底ケーブル工場 [写真=LS電線]

LS電線と大韓電線の技術流出問題は、単なる刑事事件を超え、国内の海底ケーブル市場における主導権争いが激化した結果であるとの分析がある。世界的に海上風力と電力網への投資が拡大する中、海底ケーブルが電線業界の成長の中心に浮上し、先行者であるLS電線と追撃者である大韓電線の間の緊張が高まっていると評価されている。

28日、京畿南部警察庁の安全捜査課は、不正競争防止及び営業秘密保護に関する法律違反の疑いで、大韓電線の役員A氏を含む13名と、大韓電線、ガウン総合建築事務所、設備業者などの法人3社を検察に送致した。

この問題により、両社の対立はさらに激化する見込みである。業界によれば、LS電線はこれまで海底ケーブル分野で国内市場を事実上リードしてきた。超高圧海底ケーブルは、大規模な設備投資と長期間の生産・施工経験が必要な分野である。単に製品を製造するだけでなく、ケーブル設計、絶縁技術、長調整設備の運用、品質検証、海上敷設経験などが結びつかなければならない。このため、後発企業が短期間で競争力を確保することは難しいとされてきた。

大韓電線は最近、海底ケーブルを未来の成長エンジンと位置付け、投資を拡大してきた。忠南の唐津を中心に海底ケーブル生産基盤を構築し、グローバルな受注競争に参入することで、LS電線と直接対決する構図が形成された。業界では、大韓電線が海底ケーブル市場への参入を加速する過程で、LS電線出身の人材の移動や関連技術の活用が対立の火種となったとの解釈がある。

大韓電線は海底ケーブル市場への参入のため、大規模な投資を続けてきた。忠南唐津の古代埠頭周辺に海底ケーブル第1工場を設立した後、超高圧直流送電(HVDC)海底ケーブルの生産も視野に入れた追加投資を進めている。海底ケーブル専用の敷設船の確保や海外認証の拡大も並行して行い、グローバルプロジェクトの受注基盤を広げる努力をしている。

LS電線は、大韓電線の海底ケーブル事業の拡大が自社の核心技術とノウハウを侵害した結果であると考え、強く問題を提起している。特に海底ケーブル工場の設計や生産工程に関する情報は、単なる文書ではなく、数年にわたる試行錯誤を通じて蓄積された営業秘密であるとの立場である。一方、大韓電線は、自社の投資と独自の技術開発を通じて事業を推進してきたと反論している。

検察送致に対し、LS電線は「今回の事件で数千億ウォンの損害を被った」と主張しているが、大韓電線側は「問題となった情報は営業秘密には該当しない」として、疑いを否定していると伝えられている。

業界では、両者の対立が簡単に収束しない根本的な理由として、市場自体が拡大している点を挙げている。海底ケーブルは、海上風力発電所と陸上電力網をつなぐ重要なインフラである。欧州や米国だけでなく、アジアでも電力網の拡充需要が高まっており、国内の電線業界にとっては見逃せない市場と評価されている。一度供給実績を確保すれば、後続プロジェクトの受注にも影響を与えるため、技術の主導権と信頼の確保が競争の鍵とされている。

両者の法的な争いが長期化する可能性も指摘されている。警察の捜査や検察の判断、民事上の損害賠償請求、営業秘密侵害の有無に関する追加の争いが続く可能性がある。特に海底ケーブル技術の範囲をどこまで営業秘密と見なすか、人材移動の過程で蓄積された経験と企業所有の技術をどのように区別するかが今後の争点となる見込みである。

対立が長引く場合、国内の海底ケーブル産業全体に負担がかかるとの懸念も出ている。グローバル市場では、欧州や中国の企業が大規模プロジェクトを巡って競争している。国内企業間の訴訟が長期化すれば、受注競争において技術の安定性や供給の信頼性に疑問が生じる可能性があるとの指摘がある。

電線業界の関係者は「海底ケーブルは今後、電線業界の最も重要な成長市場であるため、先行企業と後発企業の衝突はある程度予見される側面がある」とし、「今回の問題は特定の人材や文書の流出の問題を超え、国内海底ケーブル市場の主導権と国家電力網事業の安定性の問題に発展している」と述べた。



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