2026. 05. 29 (金)

ハンファ、カナダ潜水艦受注競争で『ロケット・鉄鋼パッケージ』を提案

  • 最大12隻・1000億カナダドル規模の事業でドイツ企業と競争

  • ロケット発射支援・軍用車両生産・現地鉄鋼購入提案

  • カナダは6月末に決定…価格・納期を超えた産業貢献度が変数

ハンファオーシャンの張保皐-Ⅲ配備-Ⅱ潜水艦の写真
ハンファオーシャンの張保皐-Ⅲ配備-Ⅱ潜水艦 [写真=ハンファオーシャン]
ハンファはカナダの潜水艦受注競争で『ロケット』カードを切った。潜水艦の供給に加え、カナダのロケット発射支援、軍用車両の現地生産、鉄鋼の購入を提案した。カナダが防衛産業契約において雇用と製造業の効果を重視する点を狙い、ドイツ企業との差別化を図る戦略である。

28日、ブルームバーグ通信によると、ハンファはカナダが推進する最大12隻規模の潜水艦導入事業でドイツのティッセン・クルップ・マリンシステムと競争している。

グレン・コプランドハンファディフェンスカナダ最高経営責任者(CEO)は、潜水艦12隻の導入費用を約250億カナダドル(約26兆円)と見積もっている。支援・整備を含む全体規模は、現在の基準で1000億〜1200億カナダドル(約104兆〜125兆円)に達する可能性があると述べた。

ハンファが差別化要素として挙げた分野は宇宙である。ハンファエアロスペースはカナダの宇宙港運営会社マリタイム・ローンチ・サービスと覚書(MOU)を締結する予定である。コプランドCEOはブルームバーグのインタビューで「これによりカナダの自国衛星発射能力の確保を支援する」と述べた。

カナダは現在、自国のロケット発射基盤を持っていない。衛星企業はスペースXなどの海外企業に発射を委託している。カナダ政府は最近、ノバスコシア州に商業宇宙港を整備することを決定した。ハンファはここに必要な発射技術を提供する意向である。

コプランドCEOは「カナダの自国発射能力を早めるためにロケット技術導入に投資する」と述べた。また「この投資は潜水艦受注の有無にかかわらず進められる」とも説明した。

ハンファは現地貢献策も提案した。カナダで軍用車両を製造し、オンタリオ州の鉄鋼企業アルゴマスチールの製品を購入する内容である。アメリカの関税による圧力を受けているカナダの鉄鋼・製造業の売上減少を一部補完する意図がある。

カナダ政府は6月末までに潜水艦事業の決定を下す計画である。マーク・カーニーカナダ首相は27日、このようなスケジュールを明らかにした。コプランドCEOは「実際の点数算定と評価がすべて終了し、内閣に上がる手続きが進行中であると聞いている」と述べた。彼は「現時点では12隻全体の発注可能性が高いように見える」と付け加えた。

ハンファは価格と納期でも競争力を強調している。コプランドCEOは「ハンファの潜水艦はティッセン・クルップ・マリンシステムの製品よりもコストが低く、より早く納入できる」と述べた。カナダ海軍が戦力強化を急いでいる点も、ハンファの迅速な供給論理と合致している。



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