![[写真=HD現代]](https://image.ajunews.com/content/image/2025/09/03/20250903141954856501.png)
HD韓国造船海洋が中国に渡した一般商船市場奪還の橋頭堡をフィリピンに設けた。 ベトナムに続き、2番目の海外造船所である現代フィリピン造船所が初の船舶建造に着手したからだ。
HD韓国造船海洋は2日(現地時間)、フィリピンのスービック湾現代フィリピン造船所で11万5000トン級の石油化学製品運搬船(PC船)建造のための鋼材切断式を行った。 昨年12月、アジア船会社から受注した4隻シリーズの中で初めてだ。 鋼材切断式は船舶建造開始を知らせる手続きだ。
現代フィリピン造船所はHD韓国造船海洋が昨年5月、サーベラス・キャピタルと賃借契約を結んでスタートしたところで、ベトナムのカンホア省現代ベトナム造船に続き、2番目の海外生産拠点だ。
業界ではバルク船やタンカーなど一般商船市場で中国に押し出された韓国造船業界が、現代フィリピン造船所を通じて競争力を回復し、市場を取り戻すものと期待している。
現代フィリピン造船所は軍需分野の連携も可能だ。 HD現代重工業は2022年にフィリピンに軍需支援センターを設立し、現地海軍艦艇の維持・補修・整備(MRO)事業を遂行してきたし、今回の造船所もマスガ(MASGA)プロジェクトなど戦略的事業拠点として活用される展望だ。
また、ベトナム造船所、新規法人のHD現代ビナ(仮称)、シンガポール投資法人(予定)とのシナジー創出も期待される。 造船機材と人材を有機的に運営することができ、グローバル競争力の強化に役立つものと見られる。
一方、HD現代は先月25日、サーベラス・キャピタル、韓国産業銀行と共に、「韓米造船産業共同投資プログラム造成」のための了解覚書(MOU)を締結し、マスガプロジェクト初の協力モデルを用意した。
亜洲日報の記事等を無断で複製、公衆送信 、翻案、配布することは禁じられています。