![[写真=サムスンディブレイン]](https://image.ajunews.com/content/image/2025/07/22/20250722153628810836.jpg)
サムスンディスプレイの新製品フォルダブルOLED(有機発光ダイオード)が従来より2.5倍向上した耐久性を立証した。
サムスンディスプレイは自社の新製品フォルダブルパネルがグローバル認証業者「Bureau Veritas」の50万回フォールディングテストを通過したと22日、明らかにした。 これは既存の20万回基準より2.5倍強化された数値で、該当パネルは最近公開されたサムスン電子「ギャラクシーZフォールド7」に搭載された製品だ。
Bureau Veritas側は“今回のテストは常温25度の条件で13日間行われ、50万回の繰り返しフォールディングにもパネルは全て正常に作動した”と説明した。 50万回は1日平均100回程度折りたたんで広げツ一般使用者の場合、10年以上、1日200回以上折りたたんで広げる「ヘビーユーザー(多量の活動、消費をする使用者)」も6年以上使える水準だ。
サムスンディスプレイは“フォルダブルパネルの耐久性がこれ以上フォルダブルスマートフォンの寿命に問題にならないということを示す結果”と説明した。
サムスンディスプレイは最近、フォルダブルOLEDに防弾ガラスの原理を活用して開発した「耐衝撃性(外部衝撃に変形なくよく耐える特性)強化構造」を適用し、パネルの耐久性を高めることができた。 一般的な防弾ガラスは強化ガラスと特殊プラスチックフィルムが幾重にも貼られている多層構造で、弾丸が飛んできてぶつかる時、ガラス表面の弾性が弾丸の力を吸収し、貫通を防止する。
サムスンディスプレイはこれに着眼し、一番外側でパネルを保護するUTG(超薄型強化ガラス素材部品)の厚さを従来より50%引き上げ、パネル内部の各層を付ける特殊粘着剤も復元力が4倍以上向上した高弾性材料に変更し、パネルの衝撃吸収率を高めた。
また、パネルに平坦化構造を導入し、外部から入ってきた衝撃を効果的に分散させるよう設計を変更する一方、「プレート」にチタンを適用した。 プレートはフォルダブルパネルを支持する役割をする部品で、チタン素材のプレートはサムスン電子のギャラクシーシリーズの中では「ギャラクシーZフォールドSE」に続き2番目だ。
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