![[写真=ハンファオーシャン]](https://image.ajunews.com/content/image/2025/07/22/20250722155114318244.jpg)
ハンファオーシャンは系列会社のハンファ·フィリーシップヤード(Hanwha Philly Shipyard)から3480億ウォン規模のLNG運搬船1隻に対する建造契約を締結し、追加1隻に対するオプション契約も同時に確保したと22日、明らかにした。
今回の契約は、ハンファオーシャンの系列会社であるハンファ海運が発注するLNG運搬船の建造に対し、ハンファ·フィリーシップヤードが米国造船所として契約を締結した後、ハンファオーシャンに下請けの形で建造契約を結ぶ構造だ。
今回のプロジェクトは1970年代後半から約50年ぶりに米国造船所に発注された輸出型LNG運搬船で、米国造船・海運産業再建およびエネルギー安保強化戦略の一環として推進される。 特に、米国連邦政府が2029年から段階的に施行する予定の米国産LNG運搬船を活用した米国産LNG輸出運送義務化政策に先制的に対応できるという点で戦略的価値が大きい。
ハンファオーシャンは今回の受注を通じ、北米LNG運搬船市場で独歩的な技術力と供給主導権を確保することになったと説明した。 今後もハンファオーシャンはハンファ·フィリーシップヤードと協力建造体系を構築し、実質的に米国でLNG運搬船を建造できる力量を拡充していく計画だ。
また、今回の共同建造を通じ、ハンファオーシャンは韓国の高度化した造船技術をハンファ·フィリーシップヤードに段階的に移譲し、ハンファ·フィリーシップヤードは高付加価値船舶分野への事業領域拡大を図る方針だ。
LNG運搬船建造の相当部分はハンファオーシャンの巨済(ゴジェ)事業場を中心に行われるが、ハンファ·フィリーシップヤードは米国海洋警備隊(USCG)の米国法令と海洋安全基準を充足するための認証作業などを支援する予定だ。 米国船舶に登録しなければならない場合、USCGの基準充足と認証作業が必須であるだけに、ハンファ·フィリーシップヤードがこれを主導するのだ。
一方、ハンファグループはハンファオーシャンとハンファシステムを通じて昨年12月、ハンファ·フィリーシップヤードを約1億ドルで買収した。 その後、スマートシステムの導入、人材再訓練、技術移転などを通じ、ハンファ·フィリーシップヤードの生産力量強化を推進している。
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