ジンエアー、新規「飛行業務統合管理システム」の導入…安全運航への投資拡大

[写真=ジンエアー]
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ジンエアーが新規飛行業務統合管理システムの導入を皮切りに、航空安全とスマートな運航のための投資をさらに拡大する。

ジンエアーは12日、飛行計画書、リアルタイム気象情報、飛行経路、各種規定などをより迅速かつ便利に管理できるJeppesen Aviator統合管理システムを導入したと23日、明らかにした。

韓国航空会社で初めてタブレットPC使用を通じて紙のない(Paperless)操縦室を具現したジンエアーが、今回は新規飛行業務統合管理システムを導入し、運航乗務員の業務効率性と運航安全性を一層引き上げたという評価だ。

運航乗務員たちは該当システムを通じて航路や飛行スケジュールなどを手記で入力していた業務を自動化し、単純に電子化された文書を閲覧していた方式から抜け出し、アプリ内で必要な情報をより簡単かつ直観的に探すことができるようになった。 特に、運航乗務員の飛行スケジュールと自動的に連動し、個人別運航情報がすぐに表示されるため、飛行準備がはるかに便利になった。 また、システム連動性とリアルタイムデータ共有機能が向上し、業務効率性と運航安全性がさらに高まった。

ジンエアーは今回のJeppesen Aviatorの導入を皮切りに、安全投資をさらに強化する方針だ。 7月には次世代運航統制システムを新たに構築し、運航支援の力量を大幅に改善する。 該当システムは複雑で膨大な運航情報を一つの画面で一目で見られるようにし、不必要な重複業務をなくし、早くて正確な意思決定を支援し、より安全で効率的な運航統制体系を構築するものと期待される。

来年は飛行訓練装置であるシミュレーターの追加導入のために約220億ウォンの大規模投資を断行する。 シミュレーターは航空機操縦室のような環境で模擬飛行ができる訓練装置だ。 操縦士たちはここで悪天候や空港での離着陸など多様な状況を訓練し、非常対処能力を育てることができる。

特に、今回導入するシミュレーターは、高仕様の最新機種で、現実感の高い動きを具現することはもちろん、HUD(Head Up Display)も装着されており、実際の飛行と同じ環境で訓練が可能だ。

整備分野への投資も活発に行われている。 今年3月にはエアバス教育プログラムであるACT(Airbus Competence Training)を導入した。 ACTは実際の航空機と同じ3D環境で単純な装備位置確認から欠陥発生時の整備業務まで訓練できるプログラムだ。

これに先立って昨年11月には、B737-8機種の欠陥や状態をリアルタイムで受け取ることができるプラットフォームであるAHM(Aircraft Health Management)を導入したことがある。 これにより、飛行中も航空機の状態をリアルタイムで把握することができ、予知整備の適用で遅延や欠航などを防止できるようになった。

航空安全の核心である運航乗務員と整備士の養成にも多様な努力を傾けている。 運航乗務員の場合、十分な経験を備えた人材を確保するため、入社志願資格を業界で最も高い水準である最小飛行経歴1000時間以上と要求している。

また、ボーイングとの訓練分野の協業を通じ、優秀な操縦人材を育成している。 整備士の力量向上のためには力量基盤訓練評価(CBTA)を導入し、個人別オーダーメード教育を進めており、飛行訓練装置(FTD)を活用した実習などを実施している。
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