![[写真=HD現代]](https://image.ajunews.com/content/image/2025/06/17/20250617152415995913.jpg)
HD現代が韓国で初めて風力を利用して船舶を動かすエコ装置である「ウイングセール(Wing Sail)」開発に成功した。
HD現代の造船部門中間持株会社であるHD韓国造船海洋は16日、独自開発したウイングセール試作品の陸上実証試演会を行ったと17日、明らかにした。
HD韓国造船海洋のウイングセールは今回の実証を通じて安定性と性能を立証し、今年下半期にHMMが運用中のMR級タンカーに設置し、実際の海上で性能を検証する計画だ。
航空機の翼と似た構造を持つウイングセールは、風によって発生する揚力を利用した風力補助推進システムだ。 国際海事機関(IMO)と欧州連合(EU)が温室効果ガス集約度規制を通じて海洋環境規制を強化している中、ウイングセールは船舶の温室効果ガス集約度を緩和できるエコ装置の一つとして注目されている。
HD韓国造船海洋が開発したウイングセールは高さ30m、幅10m規模で、主翼の両側に補助翼を装着して推進力を極大化した。 また、気象悪化時に翼を折ることができる「ティルティング(Tilting)」機能を適用し、運航安定性を高めた。
今回の実証は海洋水産省が支援する「船舶排出温室ガス(GHG)統合管理技術開発」事業を通じて推進され、エコ技術を通じた海洋炭素低減とスマート船舶技術高度化を目標にしている。
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