![[写真=現代モービス]](https://image.ajunews.com/content/image/2025/06/11/20250611171931964295.jpg)
現代モービスは後ろの車が脅威的に超近接走行をする場合、警告後に車が自ら安全距離を確保する後方安全制御技術を開発したと11日、明らかにした。 車両の後側方レーダーと前方カメラなどのセンサーと走行制御技術を連動した新技術である。
高速道路を運転していると、後ろから速く走ってくる車のせいで脅威を感じる場合がある。 また、後ろの車の運転者の不注意や居眠り運転などで、追突事故が起きる場合もある。 現代モービスは今回開発した技術を通じ、このような後方車両の動きを予測した防御運転が可能になると明らかにした。 後方車両に接近する際、センサーを活用して車両自らが危険状況を脱することだ。
この技術は、運転者が高速道路でスマートクルーズコントロール(SCC)機能を利用して走行している時に作動する。 運転者の車は後ろの車が約10m以内の超近接走行をする場合、これをセンサーで認識し、まず「ピー」という音やクラスターなどに視覚的警告表示を伝達する。 一定時間が過ぎた後も状況が続くと、車は自ら速度を上げて安全距離を確保する。 この時、車の後部バンパーの両側に取り付けられた後側方レーダーは後ろの車の動きを感知し、前方カメラは進行経路の車線と前方の車を認識し、安全に加速できるように支援する。
後方追突状況を考慮した安全技術は、現在も一部の完成車ブランドで量産適用中である。 後方追突の危険時に警告をし、事故時の衝撃に備えてシートベルトの締め強度などを調節する方式だ。 しかし、これは車両が自ら自律制御するレベルではないという説明だ。 現代モービスは車が自ら前の車と後ろの車の間隔を調整し、危険状況を車が自ら回避できるレベルに技術競争力を引き上げた。
現代モービスは後方車両に対する防御運転のため、自律制御範囲をさらに拡張する方針だ。 現在、車両自ら速度を高める加速制御機能に加え、自動的に車線を変更して危険状況を脱する機能も開発している。
一方、現代モービスが今回開発した後方安全制御技術は、2022年に行われた「現代自動車グループアイデア公募展」で最優秀賞を受賞した技術課題だ。 その後、約1年間のプロジェクトに突入し、量産可能レベルの技術で開発された。
現代モービスは後方車両に対する防御運転関連の社会的関心が高まっている中、該当技術の量産適用のために国内外の完成車対象プロモーションを強化する計画だ。
亜洲日報の記事等を無断で複製、公衆送信 、翻案、配布することは禁じられています。