![[写真=サムスンSDI]](https://image.ajunews.com/content/image/2025/06/11/20250611162505831286.png)
サムスンSDIが欧州商業用ESS市場1位のテスボルト(Tesvolt)と提携し、グローバルエネルギー貯蔵装置市場の攻略に乗り出した。 火災の心配のない一体型バッテリー「SBB」を前面に出し、欧州電力網市場での立地を拡大する。
11日、業界によると、サムスンSDIは最近、ドイツの商業用ESS専門企業であるテスボルトとバッテリー供給契約を締結し、今月末までに自社の一体型ESSバッテリー「SBB」を納品すると明らかにした。 テスボルトは、SBBに電力変換装置(PCS)とセキュリティシステムを結合し、独自のESSソリューションを生産し、商業用市場に供給する予定だ。
SBBは20フィートコンテナにバッテリーセルとモジュール、ラックなどを統合した製品だ。 電力網に直ちに連結して使用することができ、設置が簡単で、サムスンSDIが独自開発した火災遮断技術のEDIを適用し、安全性も画期的に高めた。 米国と欧州ですでに技術力を認められ、ESS市場の「ゲームチェンジャー」として浮上している。
サムスンSDIは今回の契約を通じ、SBB 1.0を優先的に供給し、来年第2四半期からは性能を大幅に改善したSBB 1.5も投入する計画だ。 SBB 1.5はCES 2025で革新賞を受賞した次世代ESSバッテリーで、エネルギー密度と耐久性、設置便宜性を引き上げた製品だ。
2014年に設立されたテスボルトは、ドイツを中心に急速に成長した欧州商業用ESSの先導企業である。 最近は大型電力用ESS市場にも領域を広げており、高安全性・高品質バッテリー確保のためにサムスンSDIとの協力強化に乗り出した。
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