![[写真=ハンファシステム]](https://image.ajunews.com/content/image/2025/06/10/20250610155630561441.jpg)
ハンファシステムは英国代表の総合防衛産業企業であるBAEシステムズと「先端複合センサー衛星網共同構築協力MOU」を締結したと10日、明らかにした。
両社は今回の協力を通じ、BAEシステムズの超広帯域無線周波数(RF・Radio Frequency)衛星とハンファシステムが保有した小型SAR(Synthetic Aperture Radar・合成開口レーダー)衛星技術を結合して監視偵察衛星網を構築し、グローバル衛星市場進出のための競争力強化に乗り出す計画だ。
複合センサー衛星システムはRF衛星とSAR衛星から収集された多様なデータを人工知能(AI)と機械学習でより精密かつ正確に分析し、迅速に提供することができ、強力な監視偵察資産になるものと展望される。
BAEシステムズのRachael Hoyleデジタルインテリジェンス宇宙担当理事は“ハンファシステムとの技術協力はグローバル監視偵察衛星市場で両社の影響力を強化していける絶好の機会”とし、“韓国と英国の防衛産業先導企業間の協力を土台に、今後の宇宙産業技術発展にも寄与できるだろう”と述べた。
ハンファシステムのソン・ソンチャン宇宙事業部長は“小型SAR衛星は全世界的に監視偵察資産としてその高い価値を認められている”とし、“BAEとの協業を通じて次世代監視偵察衛星網を構築し、グローバル衛星市場で強力な立地を確保していく”と抱負を明らかにした。
一方、ハンファシステムは韓国初の監視偵察衛星である425衛星のSAR搭載体を供給している。 2023年12月には「純粋な韓国技術」で開発した解像度1m級小型SAR衛星発射に成功した。 さらに、国防科学研究所が主管する韓国初の低軌道通信試験衛星開発事業に参加し、通信衛星搭載体を開発し、独自の軍低軌道衛星網構築事業にも積極的に取り組んでいる。
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