![[写真=斗山]](https://image.ajunews.com/content/image/2025/06/05/20250605114218140707.png)
斗山エナビリティは自社技術で開発した380メガワット(MW)級のガスタービンが定格負荷(FSFL)性能試験に成功したと5日、明らかにした。 今回の成果で、斗山は国内はもちろん、グローバル市場進出の基盤を固めることになった。
定格負荷性能試験は、ガスタービンを実際の発電所と類似した条件で最大速度と出力で運転し、性能と安定性を検証する手続きだ。 試験は昌原(チャンウォン)本社に設けられた専用試験場で2月から5月までの約3ヶ月間行われ、出力と効率はもちろん、振動、温度、排気ガスなど多様な運転指標を総合的に点検した。
斗山は特に、データセンターの電源供給要求に対応するための運転柔軟性と再生可能エネルギーの間欠性補完のための急速稼動試験も並行し、今後の多様な運転条件に合わせた対応力を確保したと説明した。
今回の試験に成功したガスタービンは、2019年に世界で5番目に開発した270MW級モデルの後続製品だ。 出力380MW、効率43%以上を達成し、複合発電方式で運用する場合、出力は570MW、効率は63%水準だ。 グローバル環境基準も満たし、海外輸出の可能性を大幅に高めた。 複合発電は、ガスタービン排気ガスで水を沸かし、スチームタービンを追加で運転する方式だ。
一方、グローバルデータセンター市場の拡大により、ガスタービンの需要も共に増えている。 速い電力供給と負荷変動対応が可能な点が主な長所に挙げられる。 2024年63.4GW規模の世界データセンター電力需要は2029年112.3GWまで成長する見通しであり、このうち、約47.6GWが北米に集中するものと見られる。
斗山エナビリティは現在、多数の北米データセンター開発会社と協力関係を議論しており、2028年までに10基以上のガスタービン供給の可能性を検討している。
亜洲日報の記事等を無断で複製、公衆送信 、翻案、配布することは禁じられています。